『ハウス・ジャック・ビルト』巧みな話術(?)で装うも…怪しすぎる!トリアー監督もお気に入り、衝撃の本編シーン到着!

ハウス・ジャック・ビルト

『奇跡の海』、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『アンチクライスト』、『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』といった話題作を世に送り出し、輝かしい受賞歴を誇る一方、あらゆるタブーに切り込みセンセーショナルな反響を巻き起こしてきた鬼才ラース・フォン・トリアー。問題発言によるカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年。昨年開催された第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、待望の完全復活を果たした最新作『ハウス・ジャック・ビルト』が6月14日(金)に日本公開となる。
この度、マット・ディロン演じるジャックの巧みな話術(?)が衝撃的な本編映像が到着した。

シリアル・キラーのジャックが新たなターゲットとして目を付けたのは、1人で暮らす未亡人の女性。本映像は、女性宅の玄関の鍵が開いていないと気づいたジャックが、堂々と家を訪ねる作戦に出るも、中から現れた女性に「こんにちは、どなた?」と尋ねられ、ぎこちない笑顔で「こんにちは、警察です」と、とっさに大嘘を吐く衝撃のシーンから始まる。女性の背後に見えるスーパーマーケットの袋などから情報を得て、あたかも警察が近所の見回りにきたかのような口ぶりで話し始めるジャック。女性がジャックを警察だと認識したところで「あの…中に入っても?」と何食わぬ顔で尋ねるもが、その挙動のおかしさを不審に思われたのか「警察バッジをみせて」とカウンターを返される。警察バッジを持っておらず、大ピンチに陥ったジャックは、焦りを表に出さないように渋い顔で深く何度もうなずくと、「…私も見たい」と衝撃の一言。さらに、「私のバッチは今銀細工師に預けています。しっかり磨いて、刻印しているんです。昇進したんで。かなり上に。」と、曖昧で苦しすぎる言い訳を続けるが…女性はもはや唖然の状態…。さすがのジャックも周りの視線が気になり、「では中に…」と強引に家へ上がろうと試みるが、「ダメ、バッジがないわ」とまたもや断られる。後にも引けず、痺れを切らしたジャックはついにヤケクソになったのか、今度は拍手をしながら大声で「素晴らしい!素晴らしい!!!」と、称賛の言葉を連発。一体ジャックはどうしてしまったのか?そんな作戦で本当に女性の信用を得ることができるのか?そして、女性は実は凶悪なシリアル・キラーであるジャックの毒牙にかかることなくこのままやり過ごせるのか?すべての展開の行方が気になって仕方ない驚きの長尺シーンとなっている。

マット・ディロン演じるジャックの挙動不審さ、表情、会話の間、そしてなんと言っても2人の掛け合いの面白さと、すべてが絶妙な構成で仕上がっている本映像。それもそのはず、本作の監督・脚本を務めたラース・フォン・トリアーにとっても「このシーンは特に可笑しくて、一瞬で書き上げたよ」と執筆当時を振り返るほど、お気に入りのワンシーンなのだ。トリアー監督は「ジャックの台詞を書くのは楽しかった。どんなとんでもないことを言い出してもおかしくない人間だからね。実は今作はそういったちょっとした可笑しなアイデアが散りばめられている。“悪”という概念に風穴を開けようとはしているんだ。」と、ジャックの変わった台詞や行動に込めた意図を明かしている。トリアー監督によって新たな悪の概念が植え付けられたニュータイプの悪役ジャック。トリアー監督が特に自信をのぞかせる本シーン、この先一体どうなってしまうのか?その行方は、是非劇場で。

ストーリー
1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、“ジャックの家”を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。

第71回カンヌ国際映画祭
アウト・オブ・コンペティション部門正式出品

作品タイトル:『ハウス・ジャック・ビルト』
出演:マット・ディロン、ブルーノ・ガンツ、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス
監督/脚本:ラース・フォン・トリアー『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『ニンフォマニアック』ほか
全米公開:11月28日
原題:The House That Jack Built
R18+
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム

公式サイト:HouseJackBuilt.jp
公式Twitter&Facebook:@HJB2019
コピーライト:(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KOLN

6月14日(金)新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国公開!

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