『アイ・アム まきもと』(9月30日(金)全国公開)へ、豪華著名人より絶賛コメントが到着。あわせて阿部サダヲ演じる“牧本”の魅力が詰まったTV SPOT映像が到着した。
第70回ヴェネチア国際映画祭で4つの賞を受賞したウベルト・パゾリーニ監督『おみおくりの作法』(15)を原作に、ドラマ「ゆとりですがなにか」、「初恋の悪魔」で知られる水田伸生監督が笑って泣けるエンタテインメントに昇華させた本作。
主人公の牧本壮役は、『舞妓Haaaan!!!』(07)、『謝罪の王様』(13)等に続き水田監督とタッグを組む阿部サダヲ。牧本が出会う蕪木の娘・津森塔子役に満島ひかり。そして牧本の迷惑にまき込まれる人々に、國村隼、宮沢りえ、宇崎竜童、松下洸平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸(我が家)と個性豊かな豪華キャストが集結した。
コメント(五十音順/敬称略)
■赤江珠緒(フリーアナウンサー)
一つの風景を見たからといって、その山を知っているとはいえない。
違う道から登った景色は知らないのだから。
それと同じで、一人の人をきちんと味わう為には、どれくらいの労力が必要だろうか。
今近くにいる人達の素敵な面を見逃してはいないだろうか。
そんな事を、じっくりじっくり考えさせてくれる素敵な映画だ。
■いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰/演出家)
現代的で苦い設定ながら全篇ペーソスに満ちていてニヤニヤとクスクスが止まらない。
ミステリー味もある展開に引き込まれ、最後はちょっぴり切なくもほっこりしたエンディングに涙する。
まきもとは阿部ちゃんに”しか”できない!
新たな阿部サダヲの代表作となるだろうし、阿部+水田コンビ作品の最高傑作だと思う。
面白かった!!
■宇賀なつみ(フリーアナウンサー)
私たちは、いつか必ず死んでしまう
大切な人の最期に、何ができるのだろう
自分自身の最期に、何を思うのだろう
私たちは、ひとりでは生きていけない
まきもとさんがいてくれたら
もっともっと優しい世界になるのになぁ
■キャイ~ン・ウド鈴木(お笑い芸人)
どこまでも優しくて、どこまで分かっているのか?
いや分かってないんだけど、実は一番分かっている主人公の、
まきもとさんのように生きたいなぁと思いました!
是非皆さん!ご覧頂いて、この気持ち分かってほしいです!
■尾崎将也(脚本家・映画監督)
阿部サダヲさん演じる牧本の独特のペースに、周囲の人物たち同様に
すっかり乗せられました。そしてふと気付くと「ああ、そういう帰着点か」という
作り手たちが描きたかったところに連れていってもらえる、心地よい時間でした。
■神田愛花(フリーアナウンサー)
真面目で真っ直ぐな男と、現代社会の難題。
シリアスな組み合わせのはずなのに、こんなにコミカルに仕上がるなんて!
私にとって、温かい後味がクセになる、お手本のような映画です。
■ぼる塾・きりやはるか(お笑い芸人)
牧本さんの世界感がすごかったです!なにより、牧本さんの発言や会話の仕方など自分と似ているところがあってすごく共感しました。
私も人とうまく会話ができなくて噛み合わないことが多いんですけど、なんで噛み合ってないのかそれを理解できないときがあるんです!
客観的に見ていて「あー!わかる!」って何度も思いました!自分もこんな感じなのかなと思いました!面白かったです!
■黒木瞳(女優)
こんなにも清らかな涙を流したのは、どの映画作品以来だろう。
涙を流すたびに、心が洗われてゆく。
要らない命などひとつもない。
必要のない人生を送った人などひとりもいない。
とにかく、『まきもとサイコ~』と、わたしは叫んだ!
■黒野伸一(作家、小説版『アイ・アム まきもと』著者)
全部とはいわないけど、部分的にまきもとに似ている人間は、意外といるような気がする。わたしもそうです。
■さとうようへい(遺品整理ティックトッカー)
身寄りのない方が亡くなった場合、日本では火葬・納骨のみを行い、通常は葬儀は省略される。
遺体の引き取り、遺品の引き取りを拒否する親族も多い中、葬儀もしっかり行うべきなんだという牧本の故人を慮る姿勢・信念に非常に感動した。
私が身を置く遺品整理という世界でも牧本と同じように、故人が生きてきた証を一つ一つ証明し、私の心に刻み込まれている。
例え天涯孤独だったとしても、故人が生きてきた証は消えない。
映画を見終わった後、きっと家族に連絡したくなるだろう。
■澤田瞳子(直木賞作家)
人生とは孤独で哀しく、そして必ずどこか温かい。
生きる不安を優しく包み込み、そしてすべての人の一生を見つめ直させてくれる物語。
美しい庄内の風景が、現代社会の冷ややかさに揺るぎのない問いを突き付けます。
■鈴木福(俳優)
常に”こう”なってしまう牧本さん。それに気がつくけどまた”こう”なってしまう、牧本さんに魅了されました。
■深町秋生(ミステリ作家)
孤独死という現代日本のなかでもとりわけ切羽詰まった問題に正面から向き合い、ユーモアあふれる娯楽作品に昇華させる手腕はお見事。合理化や効率化で人さえも駒やモノとして扱われる時代。それに徹底して抗う阿部サダヲの姿は、黒澤映画の傑作『生きる』の志村喬を想起させる。ウェルメイドで温かい映画だ。
■藤井道人(映画監督)
人の死や孤独について描いた映画なのに、観た人の心をあたたかく元気付けてくれる。そんな映画だった。
残された人たちの心を、実直に、そして時には強引に変えて行ってしまう主人公・牧本の奔走する姿は、昨今において忙殺され、忘れかけていた他者への愛に溢れていた。
■三浦希紗(脚本家)
人より察することが苦手な牧本だけど、いや、だからこそ、人より深く考えられることがあるのかもしれない。しんみりとはじまり、だんだんと前を向いていくようにテンポが変わるエンディングテーマが、観た者の心を表してくれているようだった。
■劇団カムカムミニキーナ・八嶋智人(俳優)
死を扱っているのに、とても生き生きとしている矛盾!
ヘンテコなのに謹厳実直な、まきもとの矛盾!
この歪んだ世の中では、その矛盾は至極真っ当なのだ!
優しく清々しい映画!阿部サダヲ最高!
■吉岡里帆(女優)
マキモトさんの在り方や故人と関わりのあった人たちとのやり取りにクスッとしながらも
「お葬式は誰のために、何のためにあるんだろう」と考えさせられます。
最後は鼻の奥がツーンとして””おみおくり””の本当の意味を知りました。
マキモトさん、頑張った頑張った!
■よしひろまさみち(映画ライター)
迷惑系だなんてとんでもない!合理性&利便性を求めすぎている今こそ、こういうおせっかいの粘り勝ちを忘れちゃいけないってこと、思い知らされます。どんな人にもやさしさと慈しみを!
■渡辺えり(女優)
人は亡くなったとしても「愛」を残す。マキモトが懸命に探していたものは何だったのか?不器用な優しさを持つ人々が生きにくくなってしまった今誰もが向き合わなくてはならない残酷な現実がある。塔子の家に飾られた白鳥の写真を見た時思わず涙が出た。美しすぎる故郷山形の景色が胸を突いた。
ストーリー
ある見知らぬ男の人生を“まき”戻すことになった「おみおくり係」のまきもと。
彼がたどり着いた“奇跡のさいご”とは――
小さな市役所に勤める牧本の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先して刑事・神代に日々怒られている。ある日牧本は、身寄りなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。一方、県庁からきた新任局長・小野口が「おみおくり係」廃止を決定する。蕪木の一件が“最後の仕事”となった牧本は、写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく。工場で蕪木と同僚だった平光、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田、一時期ともに生活したホームレス仲間、そして写真の少女で蕪木の娘・塔子。蕪木の人生を辿るうちに、牧本にも少しずつ変化が生じていく。そして、牧本の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待っていた。
作品タイトル:『アイ・アム まきもと』
出演:阿部サダヲ
満島ひかり 宇崎竜童 松下洸平 でんでん 松尾スズキ 坪倉由幸(我が家) / 宮沢りえ 國村隼
監督:水田伸生
脚本:倉持裕
原作:Uberto Pasolini “STILL LIFE”
製作総指揮:ウィリアム・アイアトン 中沢敏明
エグゼクティブプロデューサー:堤天心 志賀司 中西一雄 島本雄二 井川泉 Uberto Pasolini
プロデューサー:上木則安 厨子健介
コ・プロデューサー:藤村哲也 丸山典由喜
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘
撮影:中山光一 照明:宗賢次郎 美術:磯見俊裕 装飾:柳澤武 録音:鶴巻仁 音楽:平野義久
人物デザイン監修:柘植伊佐夫 編集:洲崎千恵子 キャスティング:田端利江 助監督:相沢淳 村田淳志 制作担当:井上純平
制作:セディックインターナショナル ドラゴンフライ
製作:映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:https://www.iammakimoto.jp/
公式Twitter:@iammakimoto_JP
コピーライト:(c)2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
9月30日(金)全国公開
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