イタリア映画祭2019にて特別上映され、全席完売した『帰ってきたムッソリーニ』がいよいよ9月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開となる。
イタリアを第2次世界大戦へ導いた戦犯として、戦後処刑されたムッソリーニ。ドイツのアドルフ・ヒトラーも彼に憧れ、ナチス式敬礼や総統(フューラー)という敬称をムッソリーニにならって生み出したという。
本作を監督したイタリア屈指のヒットメーカーであるルカ・ミニエーロ監督は「イタリア人は、ドイツ人と比べてかつての自国の独裁者(ムッソリーニ)をきちんと受け止めてこなかった。まるで彼の危険性を甘く見ているかのようだ」と語る。もしそんな世の中に、変わらぬ扇動力やカリスマ性を誇るムッソリーニがよみがえったら―!?
この度、本作の本編映像が解禁となった。
今回解禁になった<本編映像>では、現代ローマによみがえったムッソリーニ(マッシモ・ポポリツィオ)が自ら亡きあとのイタリアを振り返る。銃殺され、逆さ吊りになる映像や、ヒトラーと並んで凱旋する様子の貴重なドキュメンタリー映像とともに、イタリアの現代史が語られる。紛糾する議会、デモの様子やムッソリーニ本人の演説と併せて、支配階級に及ぶ戦争責任論や、処刑されてもなお続くムッソリーニの唯一無二の影響力についても綴られていく。<不法入国禁止> <強く美しき我が国> <即出ていけ>など強烈なナショナリズムを煽る文字とともにヨーロッパの分断の歴史が明かされるのも衝撃的だ。「戦争は終わらない」と語り、「70年で63回政権が代わり、民主主義は朽ちかけた屍(しかばね)」という結論に達したムッソリーニ。果たしてどのように現代イタリアを攻略していくのだろうか!?
ヤツが現代にやってきた!
ストーリー
売れない映像作家カナレッティ(フランク・マターノ)が、復活したムッソリーニ(マッシモ・ポポリツィオ)を偶然カメラに収めたことから、一発逆転をかけたドキュメンタリー映画の制作を思い立つ。2人でイタリア全土を旅しながらの撮影旅行。ムッソリーニをそっくりさんだと思った若者が屈託なくスマホを向けると、彼は戸惑いながらも撮影に応じ、次第にネットで大きく拡散されていく。また、ムッソリーニが市民の中に飛び込んで不満はないか?と質問をなげると移民問題についてなど生の声があぶり出されていく。テレビに出演する機会を得ると、そのカリスマ的な演説が人々の心をつかみ、高視聴率を叩き出し、かつての統帥(ドゥーチェ)は絶大な人気を集めていく。そして、再び国を征服しようと野望を抱くが…。はたして、ムッソリーニが現代で権力を握ったらどうなるのか?
作品タイトル:『帰ってきたムッソリーニ』
出演:マッシモ・ポポリツィオ、フランク・マターノ
監督:ルカ・ミニエーロ
2018/イタリア/カラー/イタリア語/96分
原題:SONO TORNATO 英題:I’m Back
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
映倫:G
配給:ファインフィルムズ
公式サイト:www.finefilms.co.jp/imback
公式twitter:@iamback0920
コピーライト:(C) 2017 INDIANA PRODUCTION S.P.A., 3 MARYS ENTERTAINMENT S.R.L.
9月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー
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