榎木孝明、村上穂乃佳主演、白羽弥仁監督映画『命のバトン(仮題)』が6月26日に東京でクランクインを迎えた。7月には岡山ロケが敢行される。
ベテラン「看取り士」と、彼に見守られながら成長をとげる新米「看取り士」を中心に命の温かさを描いたヒューマン・ドラマである本作。主演の看取り士、久生役には主役からバイプレイヤーまでこなすベテランの榎木孝明、 日々成長の過程を歩む新米看取り士のみのり役には1,200名の中からオーディションで主役の座を掴みとった新進女優の村上穂乃佳。監督は『She’s Rain』(93年)、『能登の花ヨメ』(08年)、『劇場版 神戸在住』(15年)、『ママ、ごはんまだ?』(17年)などの数々の秀作を送り出してきた白羽弥仁が務める。
クランクインと同時に追加キャストとして、高崎翔太、斉藤暁、つみきみほ、宇梶剛士、杉本有美、石濱朗、大方斐沙子、堀田眞三、片桐夕子、櫻井淳子の豪華追加キャストが解禁された。ベテラン、中堅、若手の幅広い共演者が物語に広がりと深みを与えている。
「看取り士」とは、住み慣れた自宅や本人が希望する場所で、自然で幸せな最期を迎えられるために、旅立つ方の「心」「魂」に寄り添い、本人の思いや愛を受けとめ、残った方に受け渡し、納棺前までの最期に寄り添う職業だ。本作は以前から旧知の仲の榎木孝明と共に「いずれ、死生観をテーマにした映画を作ろう」という想いを共有していた一般社団法人日本看取り士会会長 柴田久美子が、27年の看取りの活動の集大成と自身の癌の告知を受けて、映画化を決意したのが映画である。
「あなたは、どこで死にたいですか?」「あなたは最期の時、誰にそばにいてほしいですか?」「あなたは、どんな死に方をしたいですか?」いずれはあなたにも訪れるこの想いと最期を見守り続ける「看取り士」の姿から誰もが「生きる希望」を共感できる作品に仕上がること必至。公開は2019年全国公開予定している。
映画「命のバトン(仮題)」を題材にした朗読劇 開催決定!
出演者 ストーリーを変え、この夏に朗読劇の上演が決定。2018年8月3日(金)~5日(日)大阪芸術創造館にて公演される。なお、公演会場では今月発生した大阪地震の義援金を募る。
ストーリー
同僚の死を軽んじる上司に嫌気をさして会社を辞め、看取り士として第二の人生を歩んでいる柴久生はとある地方都市の看取りステーションに勤めていた。看取りとは、余命がわかった人々の最期の希望を出来るだけ叶え、死の不安を取り除き、その時を一緒に過ごしてあげること。久生のところへ若干23歳の高村みのりが赴任をする。みのりは久生や地域の診療所の医師たちと連携しながら、様々な死と向き合う。そんなある日、三人の子供を持ちながら若くして余命宣告を受けた母親を看取ることになる。幼い頃に母親を亡くし、過去の記憶と葛藤するみのりに対し久生は「看取り士」としてその母親とどう向き合えばよいか、温かく導こうとする。
作品タイトル:『命のバトン(仮題)』
出演:榎木孝明 村上穂乃佳 高崎翔太 斉藤暁 つみきみほ 宇梶剛士 杉本有美 大方斐紗子 堀田眞三 片桐夕子 石濱朗 櫻井淳子 ほか
監督・脚本:白羽弥仁
統括プロデューサー:嶋田豪
プロデューサー:高瀬博行
企画:柴田久美子 榎木孝明 嶋田豪
配給・宣伝:アイエス・フィールド
コピーライト:(c)2018「命のバトン(仮題)」製作委員会
2019年全国公開予定