第90回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ジアド・ドゥエイリ監督作英題『ジ・インサルト(The Insult)』の邦題が『判決、ふたつの希望』に決定し、8月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開されることが決定した。
本作は、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つレバノン出身ジアド・ドゥエイリ監督の最新作。人種も宗教も異なるふたりの男性の間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判沙汰となり、国家を揺るがす騒乱にまで発展していく・・・。
監督自身の実体験をもとに作り上げた物語は、宗派や信条の違いを超えレバノン国内で3週連続第1位の大ヒットを記録。さらに、第90回アカデミー賞ではレバノン史上初となる外国語映画賞ノミネートの快挙を成し遂げた。また第74回ベネチア国際映画祭では、主演俳優のひとりカメル・エル=バシャがパレスチナ人として初めて男優賞を受賞。米有名映画レビューサイトロッテン・トマト満足度90%の高評価(※2018/2/15時点)を獲得している。「タイムリーな怒りの声が轟く、必見の作品!-Rolling Stone」、「紛れもない爽快感-The New York Times」、「お見事!どこをとっても素晴らしい完成度-RogerEbert.com」など各紙絶賛。圧倒的な驚きと感動に満ちた法廷社会派エンターテインメントの新たなる傑作だ。
さらに、本作の公開にあわせ8月上旬にジアド監督の来日が決定!内戦下のレバノンで育ち、20歳で渡米、タランティーノ監督の『レザボア・ドッグス』(91)や『パルプ・フィクション』(94)などにアシスタント・カメラマンとして参加。カンヌ国際映画祭監督週間上映作『西ベイルート』(98)で監督デビューを果たし、長編3作目となる前作『The Attack』(12・未)ではサン・セバスチャン国際映画祭審査員特別賞受賞ほか世界中で高い評価を受けるも、イスラエルで撮影を行ったため政府によりレバノン国内での上映が禁止されるなど、毎回センセーショナルな話題作を精力的に発表し、国際的に高く評価される注目の新鋭監督だ。
重厚な人間ドラマと濃密なサスペンスが見事に融合した法廷社会派エンターテインメントの新たなる傑作『判決、ふたつの希望』は、8/31(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開。来日情報とあわせて、ぜひ、今後の続報にご期待頂きたい。
ストーリー
ふたりの男のささいな諍いが、国を揺るがす法廷争いに。
尊厳をかけ、二転三転する裁判の行方は。
キリスト教徒のレバノン人男性とパレスチナ難民の男性との間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判へと発展、やがて加熱するメディアの報道に、争いは国を巻き込む騒動に展開していく・・。
作品タイトル:『判決、ふたつの希望』
出演:アデル・カラム、カメル・エル=バシャ
監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ
脚本:ジョエル・トゥーマ
2017年/レバノン・フランス/アラビア語/113分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/
英題:The Insult
日本語字幕:寺尾次郎
字幕監修:佐野光子
配給:ロングライド
公式サイト:longride.jp/insult/
コピーライト:(c) 2017 TESSALIT PRODUCTIONS-ROUGE INTERNATIONAL-EZEKIEL FILMS-SCOPE PICTURES-DOURI FILMS
写真コピーライト:PHOTO(c) TESSALIT PRODUCTIONS-ROUGE INTERNATIONAL
8/31(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開