全世界で大ヒットし、アカデミー賞最多9部門ノミネート、最多4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)を手掛けたウェス・アンダーソン監督が贈る映画『犬ヶ島』が5月25日(金)に日本公開される。
全編にわたり日本を舞台とし、”ドッグ病”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く本作。声優陣としてビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーリー・エイブラハム、ボブ・バラバン、フランシス・マクドーマンド、野村訓市といった、アンダーソン監督作品常連の豪華俳優陣に加え、新たにスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーブ・シュレイバー、コーユー・ランキン、ヨーコ・オノら多彩な才能を持ったキャストが集結。さらには日本人ボイスキャストとしてRADWIMPS・野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリらといった日本を代表する多彩なキャストの他、続々と人気ゲストの参加も発表されている。先日開催された第68回ベルリン国際映画祭では、銀熊賞【監督賞】を堂々受賞。日本の映画ファンのみならず、全世界中からますますの注目を集めている。この度、全世界初解禁となる『犬ヶ島』のスペシャルメイキング映像が到着した。
本作の主人公アタリを演じたコーユー・ランキンが『犬ヶ島』の製作現場に訪れ、アタリを中心とした作品つくりにおける様々な工程を見学し、時には体験する様子が収められている本映像。粘土でつくられたアタリの顔に表情を作り出してみたり、エアブラシでの色付けや眉毛の塗装、人形を立たせるためのアーマチュアという器具が組み込められた人形にポーズを取らせてみるなど興味津々に作業に取り組むコーユー。『犬ヶ島』の裏側の一部をコーユーと共に少しだけ覗き見ることができると共に、映像内では、ウェス監督から「コーユー・ランキンの演技を基に人形をデザインした。彼の演技は本作の隅々にまで影響を与えた」と絶賛コメントが寄せられていることからも、コーユーが劇中でどんな演技を見せるのかにも期待が高まる内容に仕上がっている。
本作が長編映画デビューとなったコーユー・ランキンは、スコットランド系カナダ人の父と日本人の母の間に生まれた、現在11歳の美少年。NYでのオーディションでウェス監督に才能を見出され、主役に抜擢されたコーユーだが、アタリは12歳という設定ながらも、収録当時は8歳だったそうで、ウェス監督はキャスティングを決めた時点では、そのことを認識していなかったのだとか。しかし、今回のようなストップモーション・アニメーションにおいては、製作の早い段階から声優が関わってくるそうで、役者たちの声と演技によりインスパイアされていったとウェス監督は明かす。その中で、「コーユーの声は素晴らしかった」とウェス監督は大絶賛。「私は日本語がわからないので彼の言っていることのほとんどは理解できませんでしたが、彼の素敵な声は、このキャラクター、そしてパペットを作っていく中で本当に多くのインスピレーションを与えてくれました」と語っている。
現在はサッカークラブの中でも市のトップチームに属する他、ドラムに興味を持ち、昨年、父親が組むバンドのPVにドラマーとして出演するなど演技だけでなく様々な才能を発揮しているコーユー・ランキン。今後、映画界でもますます注目されること間違いなしである。
作品タイトル:『犬ヶ島』
キャスト:ブライアン・クランストン、コーユー・ランキン、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、野村訓市、グレタ・ガーウィグ、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンソン、ヨーコ・オノ、ティルダ・スウィントン、野田洋次郎(RADWIMPS)、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリ
監督:ウェス・アンダーソン
全米公開:3月23日
原題:ISLE OF DOGS
配給:20世紀フォックス映画
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/
コピーライト:(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
5月25日(金)全国公開!!