全世界で大ヒットし、アカデミー賞最多9部門ノミネート、最多4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)を手掛けたウェス・アンダーソン監督が贈る映画『犬ヶ島』が5月25日(金)に日本公開される。
この度、漫画「ドラゴンヘッド」「バタアシ金魚」「ちいさこべえ」などで知られる漫画家・望月ミネタロウによる、本作のアナザーストーリーが週刊モーニングにて連載スタートすることが決定した。独特な絵のタッチと表現技法からカルト的人気を誇る大御所漫画家・望月ミネタロウ。今回、望月先生によって週刊モーニングの特別連載で描かれるのは、映画でも活躍する主人公のアタリと5匹の犬たちによって紡ぎ出されていくアナザーストーリー。日本にたっぷりの愛とリスペクトを捧げるウェス・アンダーソンによって生み出されたユニークでアーティスティックな『犬ヶ島』の世界を舞台に、望月ミネタロウならではのセンスによって繰り広げられていく今回の特別連載は、漫画ファンのみならず、映画ファンも必見の仕上がりになるに違いない。
本連載は映画の公開前日の5月24日(木)発売号より3回の予定で掲載されることが既に決定している。ハリウッドの天才監督と世界で高く評価される日本の大御所漫画家の夢のコラボレーションが果たされる今回の機会を是非お見逃し無く。
さらに、連載開始を記念して、望月ミネタロウからオリジナルイラストも到着!愛犬スポッツの行方を捜して遠くを見つめるアタリと、大好きな飼い主アタリの迎えを信じて忠実な眼差しでこちらを見つめるスポッツ、そして “ドッグ病”に感染された犬たちがさまよう“犬ヶ島”の殺伐とした様子がインパクトたっぷりに表現された本イラスト。望月ミネタロウの特徴ともいえるしっかりとした太い線で描かれたキャラクターたちの姿からは早くも望月ワールドの片鱗が垣間見え、5月に控えた連載スタートにますます期待が高まる。
大友克洋とのコラボイラストに続き、望月ミネタロウの特別連載と、日本を代表するカルチャーを次々と巻き込み大旋風を巻き起こしている本作。日本の名匠たちが魅了されたウェス・アンダーソンの最新作に目が離せない。これまで誰も観たことがない日本が舞台のワンダフル・アドベンチャーが繰り広げられる『犬ヶ島』に是非ご期待頂きたい。
週刊モーニングでの連載決定を受けたウェス・アンダーソン監督のコメント
『犬ヶ島』は“現実には存在しないマンガの翻案”として思いついた映画でした。そして今、素晴らしき望月ミネタロウさんが私たちのためにそれを現実のものにしてくれました。私たちは望月さんの作品を世界に贈り出すことを本当に嬉しく思っています。
マンガ化のオファーを受けた望月ミネタロウさんのコメント
僕がウェス・アンダーソンさんのファンなのは周知の事でしたので、候補に上がっていると聞いたときは、アンダーソンさんの世界観を日本で漫画にするなら、多分僕しかいないでしょ!と勝手に思ってました。
実際やる事に決まったときは、宝くじに当ったような気持ちになった反面、アンダーソンさんの作家性とこだわりぬかれた世界観を改めて思い出し、『犬ヶ島』がストップモーションアニメなのも輪をかけて難しく‥これは大変な事を引き受けてしまった…とおろおろしました。
壁紙の色柄まで可愛くて、いいです。難しいけど僕が好きな何かを表現できたらいいな。
ストーリー
近未来の日本。ドッグ病が大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立った。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていく──。
作品タイトル:『犬ヶ島』
ブライアン・クランストン、コーユー・ランキン、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、野村訓市、グレタ・ガーウィグ、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンソン、ヨーコ・オノ、ティルダ・スウィントン、野田洋次郎(RADWIMPS)、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリ
監督:ウェス・アンダーソン
原題:ISLE OF DOGS
配給:20世紀フォックス映画
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/
コピーライト:(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
5月25日(金)全国公開!!