“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックの現役時代から始まる『アイアンクロー』冒頭映像8分が解禁

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公開中の映画『アイアンクロー』より、冒頭映像が解禁された。

本作は、“アイアンクロー=鉄の爪”を得意技とした実在のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックと、彼の教えに従いプロレスの道を選び、最強を目指した息子たちの実話を映画化したA24の最新作。

『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンが驚異的な肉体改造を行い、主人公ケビン・フォン・エリックを演じている。また、共演には『逆転のトライアングル』のハリス・ディキンソンや人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト、『イエスタデイ』のリリー・ジェームズが名を連ね、監督・脚本はショーン・ダーキンが務めた。

このたび解禁となった冒頭映像は、“アイアンクロー”を生み出した父フリッツ・フォン・エリック(ホルト・マッキャラニー)の現役時代から始まる。

フリッツは、恵まれた体格と握力120kgとも言われる怪力を武器に、主に悪役レスラーとして活躍していた。アメリカ各地を転々としながら、世界最高峰のタイトル「NWA世界ヘビー級王座」に挑戦するも、なかなかその栄光を掴めずにいた。

試合後、次男ケビンと三男デビッド、妻ドリスがフリッツを出迎える。無邪気に“アイアンクロー”を真似する息子を横目に、ドリスは夫と家計のことを心配していた。そんな妻に対して、フリッツは「最強のレスラーになって、大成功するしかない。誰にも頼らず、自分の力で頂点に立つ」と説き伏せる。ケビンはそんな父親の姿に憧れて、世界最強のレスラーになることを夢見ていた。

時は流れ、大人になったケビン(ザック・エフロン)は「最強になれば、怖いものなし」という父の教えのもと、日々身体を鍛え、プロレスラーとして活躍していた。筋骨隆々の肉体を躍動させ、ザ・シーク(チャボ・ゲレロ・ジュニア)を責め立てるケビン。最後はフライング・ボディプレスを決め、テキサス州ヘビー級王座のチャンピオンベルトを獲得する。

その後、ケビンに続いて弟たちもプロレスラーになり、エリック兄弟はスターとしての地位を確立、全ては順風満帆だった。しかし、そんな栄光の日々は、突然ガラガラと音を立てて崩れ去っていく…。

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