本日2月17日(月)で91歳を迎えるアレハンドロ・ホドロフスキーの新作にして集大成とも言える映画『ホドロフスキーのサイコマジック』が、4月24日(金)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開となることが決定した。あわせて、予告とビジュアルも解禁された。
「サイコマジック」とはホドロフスキーが考案した心理療法。ドイツの精神分析学者エーリッヒ・フロムと共に精神分析を学んだホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、“「サイコマジック」とは科学を基礎とする精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーである”と語る。「サイコマジック」は、“言葉”ではなく“行為”で、人々の無意識に訴えかけ、遮るものを解き放ち、癒しを行う。
ホドロフスキーが“長い時間をかけた探求の賜物”と語る本作では、自身のこれまでの作品での映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。
今回解禁となったビジュアルは、コラージュアーティストの河村康輔氏が手掛けており、ホドロフスキーの過去作をコラージュした背景に、ホドロフスキーのポートレイトが配された、まさにホドロフスキー尽くしのデザインとなっている。
言葉を超越した癒し 究極の映画体験――
91歳、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の集大成。
これまで創り上げてきた作品が、いかに“サイコマジック”であったかを証明する。
「サイコマジック」とはホドロフスキーが考案した心理療法である。本作では自身のこれまでの作品での映像表現が、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。実際にホドロフスキーのもとに悩み相談に訪れた10組の人々が出演し、「サイコマジック」がどのように実践され、作用しているのかを描く。ホドロフスキーは、自身をフロイトと対置した上で、「サイコマジック」は科学が基礎とされる精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーであると語る。長年にわたり個人のトラウマに応答する一方、本作後半で社会的な実践「ソーシャル・サイコマジック」を展開する様子は圧巻だ。
私にとっては、サイコマジックはアートである。
惜しみなく与えることは歓びのためにやっているんだ。
私は、グルでもないし、医者でもない。アーティストだ。
アートが人を癒すことができると証明しようとしているんだ。
―――アレハンドロ・ホドロフスキー
常軌を逸している。悪趣味かつ、感動的。
ホドロフスキーは今回も安全な道を選ばなかった。
―――ロック&フォーク誌
大胆に、変幻自在に、因習をブチ壊す。
―――ル・フィガロ誌
ただただ茫然とするばかりだ。
ホドロフスキーは完全無欠のアーティストなのだ。
―――テレラマ誌
作品タイトル:『ホドロフスキーのサイコマジック』
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、アルチュール・アッシュほか
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
2019年/フランス/104分/フランス語、スペイン語、英語/1:1.85/5.1ch
日本語字幕:比嘉世津子 デザイン:中村友理子(HOOP) コラージュ:河村康輔
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト:https://www.uplink.co.jp/psychomagic
公式Twitter:https://twitter.com/psychomagicJP
公式Facebook:https://www.facebook.com/PsychomagicMovieJP/
コピーライト:(C)SATORI FILMS FRANCE 2019 (C)Pascal Montandon-Jodorowsky
2020年4月24日(金)、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、新宿シネマカリテほか全国順次公開
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