映画『きみへの距離、1万キロ』小林エリカさん書き下ろしイラスト&各界の著名人絶賛コメント到着

きみへの距離、1万キロこのたび、彩プロ配給作品『きみへの距離、1万キロ』が4月7日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開が決定。監督は、『魔女と呼ばれた少女』(12)で第85回アカデミー賞(R)外国語映画賞にノミネートされ、世界にその名を知られることとなったカナダの気鋭キム・グエン。

第74回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞を獲得し、ヨーロッパの批評家たちから大絶賛を受けた本作の公開に寄せて、独創的なイラストが美しい漫画家、小林エリカさんより主人公の“運命の女性”を描いたオリジナルイラストと、各界の著名人から、絶賛コメントを寄せられた。

 

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『きみへの距離、1万キロ』コメント一覧

1万キロ離れた操作員によりリモートで操られる小さな6本足のパイプライン監視ロボット。操作員の目となり足となって運命に翻弄される女性を見守り助けるため健気に活躍する姿を見てやってください。
――富山健(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター 研究員)

 

誰かに新しい世界を見せたいという無償の想いによってだけ、私たちは自分もまた新しい世界に足を踏み入れることができるのかもしれない。
――松田青子(作家)

 

斬新だけど、どこか懐かしく、心温まるのに、ハッとさせられるラブストーリー。
ロボットが繋ぐボーイ・ミーツ・ガールはいま、こんな時代だからこそ胸に刺さる新しいクラシック。
――髙山亜紀(フリーライター)

 

最新テクノロジーを介して、ピュアな気持ちを持つ男女が織りなす純愛物語。どんなに時代が変化しても、人間の心は変わらない。愛する気持ちは変わらないのだと、心を打たれました。
――いとうまい子(女優)

 

恋とストーキングは紙一重だけれど、運命の人というものが、今わたしがいるここからはどこか離れた場所で、わたしと今おなじこの時を生きているかもしれない、と想像してみることは、この世界の何かをほんの少し変えようとする力を与えてくれる。
――小林エリカ(作家、マンガ家)『きみへの距離、1万キロ』小林エリカ書き下ろしイラスト

 

たった一度の自分の人生、どう生きたいか、全うしたいか。

ミレニアルズ世代にとっては共感をしちゃう物語。
上の世代にとっては、ミレニアルズが考えている生きがい、つまり人生における価値観が主人公の心の機微と(思い切った)行動を通し、追体験ができ、ストンと肌感覚で腑に落ちる事が出来る作品。
――シトウレイ(フォトグラファー、ジャーナリスト)

 

斬新な設定でありながら社会的なテーマが詰まっている見るべき映画。
果てしなくロマンチックで、究極の愛のカタチがそこにあった。
――伊藤さとり(映画パーソナリティ)

 

北アフリカの美しい描写、監視ロボットが機械のような人間のような。
終盤にいくとわかる、原題”EYE ON JULIET”、なるほどな!とトキメキました。
――ヒャダイン(音楽クリエイター)

 

映画の誕生から120年、もはや”純愛物”はやり尽くされた感がある。しかし、本作にはこの手があったのか!と思わせる新しさがある。
SNSやスマホによって人間関係が希薄になり、後退した現代で、最新技術が遠く離れた男女を”繋ぐ”。それが古典的な純愛物に、再び力を与えてくれる。本作は、カナダから届いた、我々を繋ぐ「ブラック・ミラー」的「君の名は」だ。
――ゲームクリエイター 小島秀夫

 

好きという思いはネットの通信速度よりも早く、運命の相手のフェロモンは1万キロの距離でも感知できる……ロボットやAIよりもすごい人間の能力に感動しました。
――漫画家・コラムニスト 辛酸なめ子

 

 

遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う男女の運命の恋ー。

デジタル機器やインターネットの普及によって、人との出会いやコミュニケーションの形も多種多様となった現代。SNSを利用することで国や人種や言葉、距離や時間の壁もなくなり、人間関係もグローバル化が加速している。本作は、まさにこの時代に生まれ、デジタルネイティブと呼ばれるミレニアル世代を意識した純愛ドラマといえるだろう。さまざまな手段でいつでもどこでも世界の誰とでも繋がることが出来る日常、その一方で、未だ古い風習に囚われ自由な生き方さえ許されない文化――そういった対極にある現実を、キム・グエン監督は“恋愛”という普遍的なテーマへと見事に昇華させた。
きみへの距離、1 万キロ

 

クモ型ロボットが見つけた、砂漠にたたずむ“運命の人”。
地球の裏側に、きみを見守るぼくがいる――それは、遠隔操作な片思い。

ストーリー
北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプライン。そこで石油泥棒を監視する6本足の小さなクモ型ロボットを、遥か10,000キロ離れたアメリカ・デトロイトから遠隔操作しているオペレーターのゴードン(ジョー・コール)は最近、恋人のジャニーン(アレクシア・ファスト)と別れたばかり。上司のピーター(ブレント・スカグフォード)から勧められた出会い系アプリを試してみるも、ピンとくる出会いはない。

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そんなある日、ゴードンは監視ロボットを通して若く美しい女性アユーシャ(リナ・エル=アラビ)と出会う。彼女には、カリム(フェイサル・ジグラット)という恋人がいるが、親からは別の相手との結婚を強要されていた。
そんな状況を知ったゴードンは、彼女を哀しい運命から救おうと、大胆な行動に出る・・・。

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作品タイトル:『きみへの距離、1万キロ』
出演:ジョー・コール、リナ・エル=アラビ、フェイサル・ジグラット、ムハンマド・サヒー
監督・脚本:キム・グエン『魔女と呼ばれた少女』
2017/カナダ/スコープサイズ/英語・アラビア語/カラー/91 分/DCP/原題『Eye On Juliet』/日本語字幕:中沢志乃/映倫G/
配給:彩プロ

公式サイト:http://kimikyori.ayapro.ne.jp/
コピーライト:(c)Productions Item 7 – II Inc. 2017

4月7日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

 

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