小説家・住野よるのデビュー小説作品『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)。2015年6月の刊行直後から大反響を呼び、現在では累計書籍発行部数が260万部を突破、昨年7月には実写映画も公開され大ヒットを記録。衝撃的なタイトルからは予測できない「僕」と桜良の儚い物語が待望の劇場アニメーション映画として、9月1日(土)全国公開される。
主演「僕」を演じるのは、映画『PとJK』『散歩する侵略者』などで注目を集め、今年発表された毎日映画コンクール第72回で新人賞を受賞した俳優・高杉真宙。2018年は「世界でいちばん長い写真」、「虹色デイズ」や「ギャングース」など3本の主演作が公開を控えており、4月スタートの連続ドラマ『モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~』にも出演中など、さらなる飛躍が期待されている。また、ヒロイン・山内桜良役には、テレビアニメや吹き替えで活躍する期待の若手声優・Lynnが担当。監督は牛嶋新一郎、アニメーション制作はスタジオヴォルン。新進気鋭のキャスト・スタッフ陣が集結し、アニメーション独自の映像美により作品の世界観が表現され、2018年秋、最も美しい春がスクリーンに咲き誇る。
この度、本作のオープニングテーマ・劇中歌・主題歌に今若い世代に最も注目されているロックバンド「sumika」の起用が決定した。「sumika」は今年の5月で結成5周年を迎え、先日発表した「Fiction e.p」はオリコン週間シングルランキングで3位を記録、明日5月8日から始まる武道館2daysを含むホールツアーも各所でソールドアウトが続出、大型ロックフェスへの出演も多数予定しており、各地でチケットの争奪戦が行われるなど若い世代を中心に熱狂的な指示を受ける”最注目バンド”だ。
初の映画楽曲を手掛けたことについてヴォーカル・ギターを担当する片岡健太は「牛嶋監督とは楽曲制作前から打ち合わせをさせて頂いて、その後も1曲ずつ、お互いのイメージ共有をしながら進めました。」とコメント。牛嶋監督は「最初にsumikaさんに各シーンのイメージや曲調を提示し、そこに歌詞と曲をつけてもらう形で楽曲制作を進めました。」と話し、「ここまで作品に寄り添って楽曲を作っていただいた経験もないので、本当にありがたいことだと感じています。映画スタッフが繊細に作りこんだ映像に、sumikaさんの曲が乗ったとき、とても美しい化学変化を起こすことができたと思っています。」と自信を覗かせている。また、「sumika」のCDを買ってライブにも足を運ぶほどの大ファンである住野は「『君の膵臓をたべたい』はまぎれもなく読者さんが世に送り出し、育ててきてくれたお話です。そのアニメの曲を、読者さんを通じて知ったsumikaの皆さんが作ってくださることは、『君の膵臓をたべたい』という本へのクライマックスとして、これ以上なく素敵なことだと感じています。」と喜びと感謝を口にした。
また、sumikaによる新曲〈ファンファーレ〉が流れる特報映像も合わせて解禁となった。 クラス一地味な少年“僕”とクラスの人気者の“桜良”。正反対の二人が織りなす特別な青春の物語を「sumika」の吹き抜けるような歌声が、二人の青春に優しく寄り添っているような仕上がりだ。片岡は「作品と真摯に向き合っている事が、コンテの端々からも伝わってきて、この作品に音楽家として携われる幸せを噛み締めながら、楽曲制作に臨む事が出来ました。」と楽曲について語っている。原作、映画に続くヒットを予感させる新たな“キミスイ”の世界にぜひご注目いただきたい。
《sumika プロフィール》
神奈川県川崎市出身、片岡健太(Vo./Gt.)、荒井智之(Dr./Cho.)、黒田隼之介(Gt./Cho.)、小川貴之(Key./Cho.)からなる4人組バンド。
様々な人にとっての“sumika(住処)”のような場所になって欲しいとの願いを込めて、2013年5月に結成。2017年はバンド史上最大規模のツアーを敢行、Zepp DiverCityTOKYOを始め全ての会場でチケットは即完売。5月に購入者が自ら価格を設定して購入する価格設定自由音源「Dress Farm #3」を発表、そして7月には1stフルアルバム「Familia」をリリースし、オリコン週間チャート5位を記録。2018年4月には『Fiction e.p』をリリースし、オリコン週間チャート3位を記録、5月から始まるツアーは日本武道館2daysを始め各所でソールドアウトが出るなど、人気が加速している最注目バンド。
sumika OFFICIAL WEBSITE:http://sumika.info/
コメント全文
sumika 片岡健太さん(Vo./Gt)
牛嶋監督とは楽曲制作前から打ち合わせをさせて頂いて、その後も1曲ずつ、お互いのイメージ共有をしながら進めました。作品と真摯に向き合っている事が、コンテの端々からも伝わってきて、この作品に音楽家として携われる幸せを噛み締めながら、楽曲制作に臨む事が出来ました。
素晴らしい原作があって、そこにリスペクトを持った制作チームと共に、化学変化を楽しみながら、作品を作り上げました。一ファンとしても完成を心から楽しみにしております。
牛嶋新一郎監督
最初にsumikaさんに各シーンのイメージや曲調を提示し、そこに歌詞と曲をつけてもらう形で楽曲制作を進めました。何度か机を囲んで話し合いをさせていただき、ここまで作品に寄り添って楽曲を作っていただいた経験もないので、本当にありがたいことだと感じています。
映画スタッフが繊細に作りこんだ映像に、sumikaさんの曲が乗ったとき、とても美しい化学変化を起こすことができたと思っています。原作ファン、sumikaファンの方々が、映画を通して、相互的に好きになってもらえたら幸いです。
住野よる先生
まずファンとしてとても嬉しいです。数年前に読者さんから教えていただいたことがきっかけでsumikaの音楽に出逢い、ファンになりました。CDを買いライブも行きTシャツも持っています。
そして、作者としての嬉しさがあります。『君の膵臓をたべたい』はまぎれもなく読者さんが世に送り出し、育ててきてくれたお話です。そのアニメの曲を、読者さんを通じて知ったsumikaの皆さんが作ってくださることは、『君の膵臓をたべたい』という本へのクライマックスとして、これ以上なく素敵なことだと感じています。
ストーリー
他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて……。病気を隠して日常を過ごす桜良と、その秘密を知った「僕」。
――二人の距離には、まだ名前がない。
作品タイトル:『君の膵臓をたべたい』
監督・脚本:牛嶋新一郎
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社 刊)
原作イラスト:loundraw
キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
美術監督:小川友佳子
音楽:世武裕子
アニメーション制作:スタジオヴォルン
オープニングテーマ・劇中歌・主題歌:sumika
配給:アニプレックス
公式サイト:kimisui.jp
コピーライト:(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ
9月1日(土) 全国ロードショー