2017年ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)など4冠を受賞し、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた映画『心と体と』が4月14日(土)より全国順次公開することが決定した。
本国ハンガリーでは大ヒットを記録し、昨年3月2日公開から1年以上経った現在(2018年3月)もロングラン上映中である。ハンガリー時間3月11日、ブダペスト市内のヴィーグ劇場にて開催された2018ハンガリー映画賞の授賞式では、『心と体と』が作品賞を含む5冠に輝いた。今回受賞したのは、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(アレクサンドラ・ボルベーイ)、助演女優賞(レーカ・テンキ)の5部門。主演のアレクサンドラ・ボルベーイは、イザベル・ユペールやジュリエット・ビノシュを抑え勝ち取ったヨーロッパ映画賞最優秀主演女優賞に続いての受賞となった。
このたび、本作の公開に先駆け、下記日程において試写会の実施が決定いたしました!皆様のご応募を心よりお待ちしております。※応募締切:4月1日(日)
『心と体と』試写会5組10名様ご招待!
【日時】4月10日(火) 18:30受付/19:00開映
【会場】映画美学校試写室(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F)
※本作は刺激の強い映像を含みます。動物を傷つける映像は食肉処理場の日常業務を撮影したものです。予めご了承ください。
※開映後及び満席の際のご入場は、いかなる理由(交通機関の遅れ、お仕事のご都合など)がございましても固くお断り致します。
プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました!
2017年ベルリン国際映画祭 金熊賞<最高賞>など4冠の快挙!
東欧の鬼才、18年間のブランクから鮮やかに復活
監督は長編デビュー作『私の20世紀』(89)がカンヌでカメラドール<最優秀新人賞>を受賞した、ハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ。本作では人間の孤独に寄り添いながらも、自分の殻から一歩踏み出す勇気を与えてくれる優しい物語を紡ぐ。18年ぶりに発表した長編映画である本作は見事ベルリンを制し、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、賞レースで快進撃を続ける。本国ハンガリーでは大ヒットを記録し、昨年3月2日公開から1年以上経った現在(2018年3月)もロングラン上映中である。
不思議な世界観にリアリティをもたらした
透明感のある新星女優と演技未経験のベテラン編集者
透き通るような美しさを持つヒロイン、マーリアを演じるのは、主に舞台で活躍する新星アレクサンドラ・ボルベーイ。本作の熱演で、イザベル・ユペールやジュリエット・ビノシュを抑え、ヨーロッパ映画賞最優秀女優賞を獲得する快挙を果たした。
彼女が恋する上司、エンドレ役は俳優ではなく、ハンガリーの劇場で11年に渡りドラマトゥルクとして活躍した後、著名な出版社で20年間、編集発行人を務めていたゲーザ・モルチャーニ。監督からその存在感とカリスマ性を買われ、初めての演技に挑み、現実味のある男性像を作り上げた。
ハンガリー、ブダペスト。孤独に生きる女と人生を諦めた男。
二人を結びつけたのは鹿の夢。幻想と現実が交錯する愛の物語。
ストーリー
ハンガリー、ブダペスト郊外の食肉処理場。代理職員として働くマーリアは、コミュニケーションが苦手で職場になじめない。片手が不自由な上司のエンドレは彼女を気に掛けるが、うまく噛み合わず…。
そんなある日、牛用の交尾薬が盗まれる事件が発生する。犯人を割り出すため、全従業員が精神分析医のカウンセリングを受ける事態に。すると、マーリアとエンドレが同じ夢を共有していたことが明らかになる。二人は夢の中で“鹿”として出会い、交流していたのだ。
奇妙な一致に驚くマーリアとエンドレは、夢の話をきっかけに急接近する。マーリアは戸惑いながらもエンドレに強く惹かれるが、彼からのアプローチにうまく応えられず二人はすれ違ってしまう。夢の中ではありのままでいられるのに、現実世界の恋は一筋縄には進まない。恋からはほど遠い孤独な男女の少し不思議で刺激的なラブストーリー。
作品タイトル:『心と体と』
出演:アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ、エルヴィン・ナジ
監督・脚本:イルディコー・エニェディ
2017 年/ハンガリー/ハンガリー語/116 分/カラー/スコープサイズ/5.1ch/
原題:Testről és lélekről
英題:On Body and Soul
後援・協賛:駐日ハンガリー大使館
配給・宣伝:サンリス
公式サイト:http://www.senlis.co.jp/kokoroto-karadato
コピーライト:2017 (C) INFORG – M&M FILM
4月14日(土)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開