『湖底の空』予告編解禁、清水崇監督ら著名人のコメント到着「人生の静と動が、光と闇で絵画のように紡がれていく」

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020において、審査員の満場一致でグランプリに選出され、シネガーアワードと合わせてW受賞となった『湖底の空』が6月12日より新宿K’s cinemaほかにて公開されることが決定した。

中国・上海に暮らすイラストレーターの空は、出版社に勤める日本人の男性、望月と出会う。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から徐々に距離を縮めていく。そんな空のもとに双子の弟、海(かい)が訪ねてくる。実は双子の間には重大な秘密があった・・。

インディペンデント作品ながら、韓国・中国・日本にまたがるロケを敢行。アジア各国に生きる人々に共通する、大切な人を思慕する心を描く。空と海をひとり二役で演じるのは、韓国インディペンデント映画のミューズ、イ・テギョン(『フィルム・アドベンチャー』)。

その二人に振り回される望月に「花より男子」の美作あきら役で注目を集め、その後台湾の映画に出演するなどワールドワイドに活躍する阿部力。他に日韓で俳優として活躍する武田裕光(『アウトレイジ最終章』『Guest House』)、アグネス・チャンみょんふぁなど国際的なメンバーが揃った。


監督は『マレヒト』(95)、『L’Ilya〜イリヤ〜』(00)、『舌〜デッドリー・サイレンス』(04)などインディペンデントで映画を作りづつけてきた佐藤智也。国境のみならず、あらゆる境界を超えて傷ついた人々の心をつなぐ、希望と再生の物語を描く。

解禁された予告編は、美しい湖をもつ韓国・安東(アンドン)で過ごした子供時代から、成長し上海に移り住んだ空と海の双子が、ある秘密を抱えていることが暗示される内容となっている。

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