中国で500億円もの記録的大ヒットを記録し、金馬奨・主演男優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した中国映画『薬の神じゃない!』が5月1日(金)より、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国順次公開となる。
この度、30秒予告が解禁となった。また、本作の俳優、製作陣らを含む中国映画関係者が日本へ防護服を寄贈、メッセージが発信された。
今回、解禁となった30秒予告編では、当初は金儲けでジェネリック薬の密売を始めた主人公が、販売グループを結成して利益を得る一方、白血病患者・家族らの切実な訴えもあり、警察に追われる身になりながらも薬の販売を続ける姿が描かれる。しかし、ラストは一点、涙する主人公の姿が映し出される―。この涙の意味は何なのか?
さらに、先日、現在の新型コロナウィルスの蔓延を受け、中国映画関係者らが日本映画撮影監督協会を通じて、2800枚の防護服を日本に寄贈することを発表した。関係者の中には、本作の俳優・製作者が含まれ、動画メッセージも発信された(*China Xinhua Newsより)。
本作の主演で監督でもあるシュー・ジェン(徐崢)は「中国と日本は一衣帯水の隣人です」「日本の皆様から幅広い援助を頂きました」「この難局を乗り越えましょう」と述べ、製作に名を連ねる映画監督のニン・ハオ(寧浩)は「私たちは一致団結し 困難を克服し この新型コロナウィルスとの戦いを共に乗り越えられると信じてます」とそれぞれ応援のメッセージを発信している。
中国で500億を超える記録的大ヒットを記録し、
医薬業界に激震が起きた実話の物語
上海で、男性向けの回春薬を売る小さな店主チョン・ヨン(程勇)は、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者リュ・ショウイー(呂受益)が店に訪れる。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼だった。
最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョン(程)は、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成する。依頼人のリュ(呂)を始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ(劉思慧)、中国語なまりの英語を操るリウ牧師(劉牧師)、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオ(彭浩)が加わり、事業はさらに大きく拡大していく。
警察に密輸として目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨン(程勇)たちだったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける彼に待ち受ける結末とは・・・。
作品タイトル:『薬の神じゃない!』
出演:シュー・ジェン(徐崢)、ワン・チュエンジュン(王伝君)、ジョウ・イーウェイ (周一囲)ほか
監督・脚本:ウェン・ムーイエ(文牧野)
共同製作: ニン・ハオ(寧浩)、シュー・ジェン(徐崢)
原題:我不是薬神
中国/2018年/カラー/北京語・英語/117分/ビスタ/5.1ch/
配給:株式会社シネメディア
コピーライト:(C)2020 Cine-C. and United Smiles Co., Ltd. All Rights Reserved
5/1(金)、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサ他、全国順次公開
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