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『ローラとふたりの兄』濃すぎるサブキャラたちがクセになる!? 登場人物たちの場面写真が一挙解禁 ―12/10(金)公開

ジャン=ポール・ルーヴ監督×主演・リュディヴィーヌ・サニエが贈る最新作『ローラとふたりの兄』(12月10日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開)より、主人公ローラをめぐる個性的な登場人物の場面写真が一挙解禁された。

兄弟、夫と妻、親と子── 本作は、問題にぶつかりながらも日常をひたむきに生きる、ちょっとお笑しな大人たちの姿が胸を打つ、ほろ苦くて、あたたかい、家族の絆をめぐるフランス流ラブ&コメディ。兄と妹の物語であると同時に、三人兄妹それぞれのパートナーや息子、日常で出会う何気ない登場人物たちの存在が、ドラマに深みを与えている。

弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)は、離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)から食事に誘われ、彼の笑顔と積極的なアプローチにしだいに惹かれていく。ゾエールは、ローラの家族を客観的に見守り支えてくれる頼れる存在だ。

ローラとふたりの兄
ローラとふたりの兄

長男ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)は天真爛漫な妻・サラ(ポーリーヌ・クレマン)と幸せな新婚生活を送っている。サラは、かなり個性的なアクセサリー作家で、とぼけているようで飾らない笑顔が周囲を幸せな気分にしてくれる。しかし、ある日サラが家を飛び出してしまい、ブノワが追いかけて向かった先は元妻三人による女子会(!)。

ローラとふたりの兄
ローラとふたりの兄

また、妻サビーヌ(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)と別居中の次男ピエール(ジョゼ・ガルシア)は、仕事のトラブルに見舞われるが、なんでも自分で抱え込む性格から、サビーヌに助けを求めたときにはすでに二人の距離は広がっていて…。サビーヌは、良識的な大人の女性で、別居した今も、思い込みで突っ走るピエールを優しく叱る。そんな一筋縄で行かないフランスの大人たちの複雑な恋愛模様も見どころのひとつだ。

ローラとふたりの兄
ローラとふたりの兄

また、息子・ロミュアルド(ガブリエル・ナカーシュ)は、ケンブリッジ大学に進学を控える心優しき秀才。頭が良すぎるせいか、独特な言葉遣いがチャーミング。父親が仕事でトラブルを抱えていることを知った彼は隠れてある行動を起こすが…。

そして、ピエールの部下アントワーヌ(フラン・ブリュノー)は、いつもおっとりしていて、一見何も考えていないように見える「ゆとり系」。しかし、ピエールがトラブルで頭に血が上っているときも、いつもゆったりと構えて深呼吸のような一言をくれる。この二人の存在は物語の清涼剤的な役割にもなっている。

ローラとふたりの兄
ローラとふたりの兄

そのほかにも、ローラたちが墓参りにいくたび出会う常連のおじいさんや、団地のおばあさんなど、一度見ると忘れられないサブキャラクターたちが、ドラマに深みとリアリティを与える。

ローラとふたりの兄
ローラとふたりの兄

ジャン=ポール・ルーヴ監督の長編4作目となる本作は、作家であり脚本家のダヴィッド・フェンキノスと再びタッグを組み、人々の日常を精妙かつユーモラスに描いて観る者の共感を誘う。同時に、地方のプチ・ブルたちの生活を捉えるカメラは皮肉なフランス社会の明暗をも浮き上がらせる。”実生活”を見つめ続けてきたJ.P.ルーヴ流の繊細で味わい深い人生ドラマを紡ぎあげた。

主人公・ローラ役を演じるリュディヴィーヌ・サニエは、兄たちを母のように世話するしっかり者の妹を等身大のキュートさで演じ、新たな魅力を発揮している。職人気質で不器用な次男・ピエール役には、幅広い役柄をこなす抜群の演技力で次々に公開作が絶えない人気俳優ジョゼ・ガルシア。また、俳優としても活躍するルーヴ監督自身が、ロマンチストで神経質な眼鏡士である長男・ブノワ役をつとめている。

その他、ローラの恋人役にはラムジー・ベディア、ブノワの妻役にはポーリーヌ・クレマンなど、実力と魅力あふれるベテラン俳優たちの豊かなアンサンブルが堪能できる一作となっている。

映画『ローラとふたりの兄』は12月10日(金)より東京のヒューマントラスト渋谷、新宿武蔵野館、MOVIX昭島、千葉、神奈川、茨城、愛知、石川、三重、和歌山で公開され、翌週17日(金)からは大阪、京都、岐阜にて公開、ほか順次公開となる。

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