『花嫁はどこへ?』第97回アカデミー賞国際長編映画賞のインド代表に決定 キラン・ラオ監督より喜びの声到着

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インドの国民的大スター、アーミル・カーン製作の映画『花嫁はどこへ?』が、第97回米アカデミー賞国際長編映画賞のインド代表に選出されたことが発表され、キラン・ラオ監督より喜びの声が到着した。

同じベールで顔が隠れた2人の花嫁が、花婿の家へ向かう満員列車の中で取り違えられた!? 奇想天外に始まるのは、育ちも性格も全く異なる2人の女性の想定外の人生。トロント国際映画祭でスタンディングオベーションを巻き起こし、Rotten Tomatoesでは批評家100%、観客95%という驚異の高評価をキープしている。

プロデューサーは、スーパーヒット作『きっと、うまくいく』などの主演で圧倒的な人気を誇るアーミル・カーン。2013年には米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、インドが誇るカリスマだ。自身が審査員を務めるコンテストで本作の原案となる脚本を発掘し、キラン・ラオに監督を託した。キランは監督デビュー作『ムンバイ・ダイアリーズ』でいきなりトロント国際映画祭プレミア上映の栄誉を受け、ムンバイ映画祭の理事を務めるなどインド映画界を担う逸材。これまで共に数々のヒット作を生み出してきた2人がタッグを組み、本作が誕生した。

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そしてこの度、本作が第97回米アカデミー賞の国際長編映画賞のインド代表に選出されたことが現地23日インド映画連盟より発表された。今年度は、今年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『All We Imagine as Light』(パヤル・カパディア監督)が有力視されていたが、本作が選出され、驚きとともにインド現地でも再注目されている。

インド代表選出を受けて、キラン・ラオ監督より喜びの声が到着した。

私たちの映画『花嫁はどこへ?』が、アカデミー賞(国際長編映画部門)のインド代表に選ばれ、大変光栄に思うと同時にこの上ない喜びです。
この評価は、私たちチーム全員のたゆまぬ努力の証であり、皆の献身と情熱がこの物語に命を吹き込んだのです。
映画は常に心と心を繋ぎ、垣根を超え、意味ある対話を作り出す強力な媒体です。インドでそうであったように、この映画が世界中の観客の心に響くことを願っています。

選考委員の皆さんとこの映画を信じてくれた方々全員に心からの感謝を表します。特に今年の素晴らしいインド映画の中から選ばれたことは本当に光栄で、どの映画も同じようにこの栄誉に相応しい作品です。

アーミル・カーン・プロダクションとジオ・スタジオに、この映画のヴィジョンへの揺るぎない支援と信頼に深く感謝します。
この物語を伝えるという私の信念を共有してくれた、情熱的で才能豊かなプロフェッショナルなチームと一緒に仕事ができたことは光栄でした。
また、キャストとスタッフ全員にも心よりの感謝を捧げます。彼らの大いなる才能と献身、努力がなければこの映画は実現しませんでした。皆さんとの旅は、信じられないほどの協力と成長の賜物でした。

そして観客の方々、皆さんの愛と支援は私たちにとって大きな意味を持っています。皆さんがこの映画を信じてくださったことが、我々フィルムメーカーのさらなる創造力の限界への挑戦へと導いてくれます。
あらためてこの身に余る栄誉に厚くお礼申し上げます。私たちは熱意を持って本作とさらなる旅を続けられることを楽しみにしています。

キラン・ラオ

このあと、国際長編映画賞は世界中から集まった作品から最終候補となるノミネート選考を経て、2025年3月2日(現地)に行われる授賞式で受賞作が発表される。ちなみに、本作のプロデューサーであるアーミル・カーンが主演とプロデューサーを務め、キラン・ラオ監督がアシスタントディレクターとして参加した『ラガーン』(2001)がアカデミー賞外国語映画賞の最終選考にノミネートされており、それ以来の朗報となるか、期待が高まっている。

実は本作がインド以外で劇場公開されるのは日本が最初。キラン・ラオ監督も「本作を日本の皆さんにご覧頂ける事を、本当に嬉しく思っています。日本の皆さんの反応がとても楽しみです!」とインタビューで語っている。

ストーリー
2001年、とあるインドの村。プールとジャヤ、結婚式を終えた2人の花嫁は、同じ満員列車に乗って花婿の家に向かっていた。だが、たまたま同じ赤いベールで顔が隠れていたことから、プールの夫のディーパクが勘違いしてジャヤを連れ帰ってしまう。置き去りにされたプールは内気で従順、何事もディーパクに頼りきりで彼の家の住所も電話番号もわからない。そんな彼女をみて、屋台の女主人が手を差し伸べる。一方、聡明で強情なジャヤはディーパクの家族に、なぜか夫と自分の名前を偽って告げる。果たして、2人の予想外の人生のゆくえは――?

『花嫁はどこへ?』
出演:ニターンシー・ゴーエル、プラティバー・ランター
プロデューサー:アーミル・カーン、ジョーティー・デーシュパーンデー
監督・プロデューサー:キラン・ラオ
2024年|インド|ヒンディー語|124分|スコープ|カラー|5.1ch|原題Laapataa Ladies|日本語字幕:福永詩乃
応援:インド大使館
配給:松竹
(C) Aamir Khan Films LLP 2024

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/lostladies/

10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他全国公開

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