フランスで大ヒットした『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督と、『エール!』の製作陣が再タッグを組んだ最新作『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が近日公開となる。
今年の映画界は、例年以上に若手女優が目覚ましい活躍を見せている。さまざまな国の多種多様な女優たちの話題作が、続々と公開され、本作のヒロイン、ジョセフィーヌ・ジャピもその一人。
今回は、そんな世界的ブレイク間近の注目女優5人を厳選してお届けする。
◆フランスのロマコメNo.1映画のヒロインに!
ジョセフィーヌ・ジャピ
公式Instagram:@josephinejapy
フランス出身のジョセフィーヌ・ジャピは、名門・パリ政治学院卒業というキャリアを誇る女優。10歳で映画デビューしてから、『マンク~破壊僧~』(2011)、『最後のマイウェイ』(2012)などに出演し、女優メラニー・ロランの監督作『呼吸─友情と破壊』(2014)では初主演にしてセザール賞の有望若手女優賞を受賞し、映画界から熱い注目を集めるように。
そんな彼女の出演最新作が、『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(5月1日公開)。高校時代にひと目惚れから結婚した男女を巡る物語で、仕事で成功するも次第に彼女を思いやることができなくなっていた主人公が、大喧嘩をした翌朝、彼女との<運命の出会い>がなかったことになっていた<もう一つの世界>で目を覚ます─というファンタジックなラブストーリーで、本国フランスで大ヒット。
フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」の2010年代のロマンティック・コメディ映画ランキングでは、名作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『シング・ストリート 未来へのうた』を押さえ、見事1位を獲得するほど、新たなラブストーリーの定番として愛されている。
ジョセフィーヌは主人公ラファエルが再び心を取り戻そうとするヒロインのオリヴィアを演じ、なんと本作をきっかけに実際にラファエル役のフランソワ・シビルと交際。息の合った演技と、彼女の最大の魅力であるキュートな笑顔で、日本の観客の心もわし掴みにすること間違いなしだ。
◆話題作『ミッドサマー』主演で大注目!
フローレンス・ピュー
公式Instagram:@florencepugh
イギリス出身のフローレンス・ピューは、映画を中心にキャリアを詰み、ドウェイン・ジョンソン製作&出演『ファイティング・ファミリー』(2019)への主演で一躍注目されるように。
日本でも映画ファンを中心に話題となった『ミッドサマー』(公開中)ではオーディションでヒロイン役を勝ち取り、恋人や仲間たちと訪れたスウェーデンの“祝祭”で、思いもよらぬ悪夢に巻き込まれる姿を全身全霊で演じ切り、観客を圧倒している。
また、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2020年初夏公開)では、シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソンらと姉妹役で共演、四女エイミー役でアカデミー賞助演女優賞にもノミネート。
さらに『アベンジャーズ』の人気キャラ、ブラック・ウィドウを主人公にしたマーベル・シネマティック・ユニバース最新作『ブラック・ウィドウ』(5月1日公開)にも出演し、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフのが“妹”と呼ぶエレーナ役を演じる。
賞レース作品にも世界的人気シリーズにも出演を果たしてきたフローレンス、世界的ブレイクはもうすぐそこ!?
◆新ボンドガールにマリリン・モンローまで!
アナ・デ・アルマス
公式Instagram:@ana_d_armas/
キューバ出身のアナ・デ・アルマスは、『ブレードランナー 2049』(2017)のヒロイン役で一躍時の人に。
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2020)では、事件の鍵を握る“嘘がつけない”ヒロインを演じ、2020年ゴールデン・グローブ賞で自身初のコメディ/ミュージカル主演女優賞にもノミネートされている。
さらに活躍はとどまるところを知らず、大人気シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(11月20日公開)では、新ボンドガールに大抜擢。
また、今なお世界中で愛されるマリリン・モンローの伝記映画『Blonde(原題)』ではマリリン役を演じるなど、まさに順調なキャリアを築いている彼女。
しかしながら、母国語はスペイン後で、ハリウッド進出するまでは英語が話せず、猛勉強の末に英会話を習得したという努力家な一面も。今最も新作出演が待ち遠しい女優として、日本でも人気爆発の予感!?
◆圧巻の歌唱力で英国アカデミー賞主演女優賞候補に!
ジェシー・バックリー
アイルランド出身のジェシー・バックリーは、シンガーソングライターとしてキャリアをスタート。初主演映画『Beast(原題)』(2017年)で2017年英国アカデミー(BAFTA)賞で「ブレイクスルー・ブリッツ(有望新人)」に選出され、女優としても注目されるように。
レネー・ゼルウィガーが2020年アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で主演女優賞に輝いた『ジュディ 虹の彼方に』(公開中)では、伝説の女優ジュディ・ガーランドの世話をするコンサート・マネージャーとしてメインキャストの一人を演じ、世界の映画ファンにその存在を知らしめた。
また、歌手としての成功を夢見るシングルマザーを熱演した主演映画『ワイルド・ローズ』(6月28日公開)では、2020年英国アカデミー賞の主演上女優賞にノミネート。劇中ではシンガーソングライターとしての側面を惜しみなく披露し、その歌唱力と表現力で、早くも比類なき女優として話題を集めている。
また、ロバート・ダウニー Jr.主演『ドクター・ドリトル』や、チャーリー・カウフマンがメガホンを取る新作スリラーのほか、人気ドラマ「FARGO/ファーゴ」シーズン4への出演が決定するなど、正に今注目すべき女優だ。
◆GG賞でアジア人女性初受賞も!
オークワフィナ
公式Instagram:@awkwafina/
アジアをルーツに持つニューヨーク出身のアメリカ人女優・オークワフィナは、もともとラッパーとして活躍。近年は『オーシャンズ8』、『クレイジー・リッチ!』(2018)、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019)などに出演し話題を集め、すっかり人気女優の一員に。
主演最新作となる『フェアウェル』(4月10日公開)では、アジア系アメリカ人女優として初のゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞する快挙を成し遂げた。
さらに、2021年公開予定のマーベル映画では史上初となる“アジア系ヒーロー”映画『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』への出演も決定。
ほかにも、『The Baccarat Machine』(原題)では実在する有名アジア人ギャンブラー、ケリー・サンを演じることが報じられるなど、待機作が目白押しだ。
タイプの異なる個性的な若手女優たちの活躍を、今後もお見逃しなく!
まずは日本公開を控えた新作から、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
ストーリー
高校時代に一目惚れをして結婚した、ラファエルとオリヴィア。結婚10年目を迎え、小説家を目指していたラファエルは、いまや子どもたちに人気のベストセラーSF作家に。一方、小さなピアノ教室を開きながらピアニストの頂点を目指すオリヴィアは、仕事のことばかり考えているラファエルとのすれ違いの生活に孤独を感じていた。そんなある日、我慢の限界に達したオリヴィアがラファエルに想いをぶつけると大喧嘩に…。翌日、人気作家の特別授業として中学校を訪れたラファエルは、出会う人々の様子がおかしいことに戸惑いを覚える。そこでの自分は、卓球に熱を上げるしがない中学校の教師で、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する、立場が逆転した<もう一つの世界>だった。そして、その世界のオリヴィアはラファエルを知らなかった…。自分にとってオリヴィアがすべてだと気付かされたラファエル。もう一度オリヴィアと愛し合うことで元の世界に戻れると信じ、あの手この手を使って接触を試みる。二人は少しずつ心を通わせ合うものの、オリヴィアは公私共に長年連れ添ったパートナーと婚約することに。そこでラファエルは、ある重大なことに気づき、人生最大の決断を下す。それは、“恋”しか知らなかったラファエルがオリヴィアの幸せを一番に願う“愛”の決断だった…。
作品タイトル:『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』
出演:フランソワ・シビル、ジョセフィーヌ・ジャピ、バンジャマン・ラベルネ
監督:ユーゴ・ジェラン『あしたは最高のはじまり』
配給:シンカ
提供:シンカ、フラッグ、ハピネット
公式サイト:love-second-sight.jp
Twitter:@lovesecondmovie #ラブセカ
Instagram:@lovesecondmovie #ラブセカ
コピーライト:(c) 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS – FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
近日公開
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