ようやく公開!マーベル新作から『アバウトタイム』超えの恋愛映画まで「延期を経てこの春公開される洋画」5作品ご紹介

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから

昨年からの新型コロナウィルスの影響により、公開延期を余儀なくされる新作もまだまだ少なくない映画界。
映画館をはじめ各所も引き続き感染対策に努め、ようやく新たな公開日が決定する作品も日に日に増えてきている。

今回はそんな新作の中から、公開延期を経て、ようやく今春公開が決まった作品たちを紹介する
風変りなホラーコメディから壮大なアクション大作、そしてストレートに胸を打つラブストーリーまで、バラエティに富んだ5作品をピックアップ。

◆“愛の国”フランスで絶大な支持を集めた究極の恋愛映画、上陸!
『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』

本作は、フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」で、2010年代のロマンティック・コメディ映画ランキングで名作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を抑え、堂々の1位を獲得した一本。“愛の国”フランスの映画ファンを虜にした珠玉のラブストーリーだ。

主人公は、高校時代に一目惚れから最愛のオリヴィアと結婚したラファエル結婚から10年が経ち、夫は人気SF作家、妻は小さなピアノ教室を営む夫婦として暮らしていたが次第にすれ違い、ついに大喧嘩に発展した翌朝、ラファエルがしがない中学教師でオリヴィアは人気ピアニストという、立場が逆転した<もう一つの世界>で目覚める。しかもその世界のオリヴィアは、なんとラファエルのことを知らなかった─

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから

戸惑いながらも最愛の彼女を取り戻そうと奮闘するラファエルを演じるのは、フランスを代表する若手俳優フランソワ・シビル。有名文学『傑作文学『三銃士』映画化で主演を務め、エヴァ・グリーンやヴァンサン・カッセルとの共演も発表されるなど、大ブレイク間近の注目俳優だ。

“恋”しか知らなかったラファエルが、最愛のオリヴィアの幸せを一番に願う“愛”の決断とは?ラスト11分に待ち受ける感動の展開は必見。

当初は昨年5月1日公開予定だったが、約1年の延期を経て新たに今年5月7日(金)の公開が決定。“恋”が“愛”に変わる瞬間を見事に描き出した、今春注目の本作をお見逃しなく。

◆あの大ヒットゲームがハリウッド実写化!
『モンスターハンター』

全世界売り上げ累計6,500万超えの超人気ゲームが、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督、主演ミラ・ジョヴォヴィッチの最強タッグで映画化された本作。

アルテミス(ミラ)率いる特殊部隊が、突如巨大なモンスターの棲む未知の世界に飛ばされてしまい、現地で出会ったハンターと共に究極のサバイバルを繰り広げていく…というアクションアドベンチャーだ。

日本人キャストの出演も注目を集め、山崎紘菜はオーディションで勝ち取った「受付嬢」役でハリウッド映画初進出。
さらに、日本語吹き替えキャストとして「モンスター・ハンターが大好きな人」限定での起用が行われ、松坂桃李を筆頭に、大塚明夫、杉田智和、宮野真守、井上麻里奈、中村悠一、花江夏樹ら豪華声優陣の集結も話題を集めている。

本作は昨年9月4日の公開から延期を経て、今年3月26日(金)に公開が決定。洋画アクション大作として、ゲームファンならずとも必見の一本だ。

◆殺人鬼と女子高生の体が入れ替わる!
『ザ・スイッチ』

連続殺人鬼に襲われるも間一髪命を取り留めた女子高生が、ある朝目覚めると、なんと殺人鬼と体だけ入れ替わっていた!しかも24時間以内に体を取り戻さないと、二度と元に戻れない!…という何とも奇妙な設定のホラーアクション『ザ・スイッチ』は、自分が殺される誕生日を何度も繰り返す『ハッピー・デスデイ』で映画ファンから絶大な支持を獲得したクリストファー・ランドンの監督・脚本最新作

それぞれ女子高生と殺人鬼を演じるのは、『名探偵ピカチュウ』のキャスリン・ニュートンと、俳優、プロデューサー、脚本家などマルチに活躍するヴィンス・ヴォーン。正反対ともいえるかけ離れたキャラクターを、1人2役で笑いを交えながら熱演している。

当初は今年1月5日の公開予定だったが、延期を経て今年4月9日(金)に公開される本作。高校生から中年まで楽しめる(!?)、まさかの入れ替わりコメディにご注目を。

アベンジャーズの人気ヒロイン、待望の単独映画化!
『ブラック・ウィドウ』

類稀なる美貌と抜群の身体能力を駆使し、あらゆる高度なミッションを遂行してきた世界最高のエージェント、ナターシャ・ロマノフ通称「ブラック・ウィドウ」。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)での衝撃も記憶に新しい彼女の、秘められた過去がついに明らかに!?

演じるスカーレット・ヨハンソンも「“本当のブラック・ウィドウは何者なのか”ということを描きたかった」と語るように、アベンジャーズの一員としても大活躍してきた彼女の、念願の単独映画となっている。

ブラック・ウィドウの妹エレーナ役に『ミッドサマー』(19)のフローレンス・ピュー、母メリーナ役に『女王陛下のお気に入り』(18)のレイチェル・ワイズ、父”アレクセイ=レッド・ガーディアン役にドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のデヴィッド・ハーバーなど、脇を固める豪華俳優陣も大きな話題に。

本作は、昨年5月1日の公開から11月6日に延期された後、さらなる延期を経て今年4月29日(木・祝)に公開が決定。全米より1週間早い公開となる。2度の延期を乗り越えての公開ということで、世界中のファンの喜びもひとしおだ。

◆ゲームのモブキャラがヒーローを目指す!
『フリー・ガイ』

破天荒ヒーロー『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズが、今度はゲームの世界の住人にして、ヒーローを目指すモブ(背景)キャラを演じる。自分がモブであることを自覚し、勝手にゲームの世界の平和を守りはじめた主人公のガイ。しかし、現実の世界では彼の存在が大混乱を招き、ついにガイをゲームの世界から抹消しようとする男も現れ、ゲームの世界に最大の危機が─

エミー賞主演女優賞を受賞したジョディ・カマー、ドラマ『トレンジャー・シングス』のジョー・キーリー、そして監督・脚本・出演も兼ねるタイカ・ワイティティなど豪華共演陣に加え、CGを駆使したコミカルかつ迫力溢れる映像も見どころだ。

当初は今年1月8日に公開が予定されていたが、延期により5月21日(金)に公開が決まった本作。レイノルズ自ら「僕がこれまでに出演した中でも最高の映画」と語る自信作に期待が高まる。


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