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堂本剛主演『まる』 主題歌が「街(movie ver.)」に決定 レコーディング風景などを収めた主題歌発表映像も到着

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堂本剛主演の映画『まる』の主題歌が、堂本自身が作詞・作曲を手掛け、2002年に発表した「街(movie ver.)」に決定。併せてレコーディング風景などが収められた主題歌発表映像も到着した。

堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなす毎日に慣れてしまっている。

ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた〇(まる)を発端に、日常が〇に浸食され始める奇想天外な物語だ。これまで自らストーリーを進めていく役柄の多かった堂本が、不思議な事態に巻き込まれていくキャラクターを演じる。

さらに今回は、堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽も担当。「.ENDRECHERI.」と「堂本剛」のWネームで、初の映画音楽にチャレンジしている。

主人公・沢田を取り巻くキャラクターには、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美らの出演も決定している。監督を務めるのは、『彼らが本気で編むときは、』(17)で第67回ベルリン国際映画祭・観客賞&審査員特別賞を受賞、『波紋』(23)で第33回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞した荻上直子監督。

この度解禁された主題歌発表映像は、「街(movie ver.)」のメロディとともに、主題歌レコーディングや劇伴制作の様子をとらえた映像や撮影のメイキング映像。

中には、堂本がピアノを弾く姿や、綾野、森崎らと談笑する場面など、貴重な映像が映し出されている。なお、「街(movie ver.)」は現状リリースの予定はなく、フルで聴けるのは映画本編内のみとなっている為、エンドロールまで見逃せない。

コメント

堂本剛
楽曲そのものは僕自身が人のことが好きじゃなかった時期に書いた曲で、傷つけられたり傷ついたりもするけれど、自分の中にある痛みを忘れたくないなという想いが宿っているんです。若い頃の自分の燃えたぎる闘いの痕跡と言いますか、痛みを忘れてしまうと人を傷つけてしまうかもしれないから、見失わないようにという強い心を歌っている曲なんですよ。だから、歌うたびに若いときの自分と対話することになるんですけど、その構図って『まる』という作品と一緒なんですよね。そうやって自分と向き合ってみて……当時からすごく変わったかと言うと、そんなに変わっているわけでもなくて。そこも沢田と重なるんです。たまたま描いた『〇』で脚光を浴びていきますけど、『いや、こういうことじゃないのにな』と思って、描きたい絵を描くことで自分にとっての幸せ、喜びを実感するようになっていったのと、すごく似ているんですよね。『街』という楽曲も歌うたび、若いながらに自分自身であろうとした頃に戻っていけるからこそ、今回の映画のためだけのバージョンを歌う意味があると思ったので、考えるよりも感性的なものを大事にする、といったゾーンの中で歌唱させていただいて。ラストを自分の歌で締めさせてもらえるという、とてもぜいたくな作品になりましたし、『街』という楽曲を沢田が歌っていると錯覚するような着地の仕方をした気がするので、歌えて幸せだったなと思っています。

プロデューサー:山田雅子(アスミック・エース)
今回、荻上監督と堂本剛さんのコラボが実現するのであれば、演出家と主演俳優という決められた役割にとどまらせたくないなという、プロデューサー目線での欲がありました。
映画を主戦場としてきた荻上監督と、今はお芝居から少し距離をおき、音楽をメインに活躍している堂本剛さん…それぞれ強い世界観を持ったお二人がタッグを組んで、それぞれの作家性で新しい地平を切り開くことはできまいか。ミュージシャンの剛さんに映画音楽をお願いすることは必然、主演のオファーと同時に相談させていただきました。
そして、普段ほぼあて書きをしない荻上監督が、ずっと気になっていたという存在の剛さんと向き合い、お互いを人間同士として理解し合い、沢田というキャラクターを立体化させていく過程で、主題歌は剛さんの代表的な楽曲でもある『街』はどうだろうか、と荻上監督に相談したところ…「実は脚本を書きながら聞いていたのが『街』でした」というお返事。
ここだけの話、荻上監督は主題歌に積極的なタイプの作家ではないのが分かってはいたので、その前向きな返答に驚きました。とはいえ、剛さんが最もしんどかったであろう時期にかかれた、思い入れのあるソロデビュー曲を主題歌として使わせていただけるだろうか。私としては、だからこそ、という気持ちが強くありました。このタイミングで荻上監督と堂本剛という2人のアーティストが引き寄せ合い、27年ぶりの単独主演作品が実現した。その物語は、もし、堂本剛がスーパースターじゃなかったら?というパラレルワールドともとれるもの。剛さんが辛かった時期の心情が投影された楽曲が、20年以上たった今≪沢田≫という剛さんのあて書きだが剛さんではない、ある男の人生の物語を締めくくる楽曲として新たな存在感を獲得する…、元の楽曲が素晴らしくないとそうそうできることではありません。この提案に剛さん自ら「それなら45歳の今の自分の声で新録したい」と言っていただき、今回の、映画館でしかフルで聞けない幻の主題歌『街(movie ver.)』が誕生しました。
その説得力は凄まじく、主人公がこの先どう生きていくのか、物語が終わった…。(まる)…の先を想像させてくれる、物語の一部として確かに存在している、そんな唯一無二の主題歌になっていると思います。

ストーリー
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなしている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた〇(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になる。突然、誰もが知る存在となった「さわだ」だったが、段々と〇にとらわれ始めていく…。

『まる』
出演:堂本剛
綾野剛 / 吉岡里帆 森崎ウィン 戸塚純貴 おいでやす小田 濱田マリ
柄本明 / 早乙女太一 片桐はいり 吉田鋼太郎 / 小林聡美
監督・脚本:荻上直子『かもめ食堂』『彼女が本気で編むときは、』
音楽:.ENDRECHERI./堂本剛
制作プロダクション:アスミック・エース、ジョーカーフィルムズ
製作・配給:アスミック・エース
(C) 2024 Asmik Ace, Inc.

公式サイト:https://maru.asmik-ace.co.jp
公式X:https://twitter.com/movie_maru2024
公式Instagram:https://www.instagram.com/movie_maru

10月18日(金)ロードショー

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