全世界で空前の社会現象を巻き起こした伝説のアクション超大作『マトリックス』の新章が、日本をはじめ全世界で2021年12月に公開される。邦題は『マトリックス レザレクションズ』(原題:THE MATRIX RESURRECTIONS)に決定し、ビジュアル・映像も初解禁された。
1999年、1作目が公開されるや、これまで誰も観たことが無い未曾有の映像体験で世界中を熱狂させた『マトリックス』。我々の生きるこの世界が、実は仮想世界であるという衝撃的な設定、アクション映画の概念を塗り替えた超絶アクション、緑にきらめくマトリックス・コード、クールでかっこいいネオとトリニティーのルック、斬新な映像と撮影手法、VFXとカンフーの組み合わせや、日本のアニメから影響を受けた異文化的斬新なアクションなど、その衝撃は今も人々の脳裏に焼き付いている。そして映画の域を超え、映像/カルチャー/クリエイター/概念等、今日我々が目にする様々なものが『マトリックス』からの影響を受けているといっても過言ではない、まさに映像革命だったと言えるだろう。
そして、新章のタイトルに付けられた「レザレクションズ」とは「復活」を意味する言葉。副題が「R」から始まるのもこれまでの『マトリックス』シリーズを踏襲しており(※)、まさにあの『マトリックス』の新章に相応しいタイトルとなっている。この“レザレクションズ=復活”とは何を意味しているのか、まだ明かされていないその全貌に期待が膨らむ。
(※)2作目は『マトリックス リローデッド』/原題:THE MATRIX RELOADED、3作目は『マトリックス レボリューションズ』原題:THE MATRIX REVOLUTIONS
そして、本日9月8日(水)AM1:00に更新された特設サイト WhatIsTheMatrix.comで解禁されたビジュアルには、白一色の背景の中に『マトリックス』1作目に登場した赤いカプセルと青いカプセルが。そのカプセルの上には“未来を選べ”の文字が記されている。
かつてキアヌ・リーブス演じる主人公ネオが、“マトリックス”世界を知ることになる、究極の選択を迫られたまさにその状況。現実世界に目覚め真実を知ることができる赤いカプセルか、何も知らずに仮想世界の中で生きていく青いカプセルのどちらを飲むか。今2021年を生きる我々に、再び突きつけられる選択。これは一体何を意味しているのか。『マトリックス レザレクションズ』でも、未来に関する選択を迫られるシーンが登場することを示唆しているのだろうか――。
同じく、WhatIsTheMatrix.comの画面に表示された選択=赤いカプセル or 青いカプセルのいずれかをクリックした者だけが、世界初の試みとなる“インタラクティブ・トレーラー”を体験することができる。
“インタラクティブ・トレーラー”は、ユーザーがアクセスした国や地域の時間帯に合わせて、リアルタイムに時間とナレーションがカスタマイズされるという機能を取り入れた世界初のトレーラー映像(例:ユーザーが映像を見ている時間が午前11時24分であれば、映像内では「あなたは午前11時24分だと思っているかもしれないが」というナレーションが流れて、リアルタイムな時間が表示される)。緑のカタカナが上から降り注ぐお馴染みのマトリックス・コードに導かれ、映画のシーン映像と合わせて、自分だけにカスタマイズされた『マトリックス レザレクションズ』の世界を体感することができる。
加えて、ユーザーが映像を見ている国や地域に合わせて、自動的に翻訳字幕が表示される機能も搭載されている。常に時代の先を見せてくれる『マトリックス』らしく、他では体験できない最新のテクノロジーが取り入れられている。これが『マトリックス レザレクションズ』への入り口なのか、ぜひ体験してみては。
なお、日本時間の9月9日(木)PM22:00には予告編が全世界で一斉解禁されることが決定。どんな映像が飛び出すのか期待が高まる。
監督は『マトリックス』シリーズの生みの親であり、シリーズ全作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーが務める。最新のVFXによって創り出される仮想世界やアクションシーンも本作の見どころだ。
キャストには、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランバート・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードらが、それぞれ同じ役を続投することが決定。
新キャストとして、ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役に、『アクアマン』のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。また、ネオの宿敵エージェント・スミス役に、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」で主役のFBI捜査官ホールデンを演じるジョナサン・グロフがそれぞれ抜擢されている。他にも新キャラクターを演じるニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらの出演が決定している。
また、今作はシリーズ3作目『マトリックス レボリューションズ』の続編ではなく、1作目の続編となる。果たして1作目の続きとして何が描かれているのか。仮想世界=マトリックスはどうなっているのか。ネオの新たな物語はどんな展開を見せるのか。
テクノロジーが進歩し、高度な情報社会となった現代では、目に見えるものが真実とは限らない。我々はすでにマトリックスに囚われているのかもしれない。先行き不透明な今の時代に『マトリックス レザレクションズ』が見せる未来とは。その真実を見極めたい。
マトリックスの革命
この世界が実は作られた「仮想世界」だったという衝撃的な設定で、観る人の価値観を一変させた『マトリックス』。
その世界観と合わせて、革新的な映像も人々を魅了した。“バレットタイム”と呼ばれる複数台のカメラによる撮影方法を取り入れて、静止あるいはスローモーションになった人物の周りをカメラが動くというこれまでにない斬新な映像が撮影された。この“バレットタイム”を駆使して、『マトリックス』を見たことのない人でも知っている、キアヌ・リーブス演じるネオが後ろにのけ反りながら銃弾を避けるシーンなど多くの象徴的なアクションシーンが生み出された。さらにカンフーとVFXを融合させることでキャラクターの動きに制限をなくし、華やかでスピード感溢れる格闘シーンを作り出し、のちの作品にも多大な影響を与えた。
また、日本を代表するアニメーションである押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から影響を受けた、“マトリックス・コード”と呼ばれる緑色の文字が画面の上から下へ流れるオープニングシーンや、頭にプラグを挿入してネットワークに接続するという方法や、銃撃戦のシーンでの銃弾がコンクリートを破壊する演出なども、『マトリックス』の映像革命を実現させる重要な要素となった。
テクノロジーの進歩によって「仮想世界」はゲームや多くの映像作品で身近なものとなっているが、「もしかしたら自分が生きている現実世界は仮想世界かもしれない」と思わせるほどの強烈なリアリティを放つ『マトリックス』は、“目に見えるものが真実とは限らない”という認識に対する革命も起こした。
『マトリックス』シリーズ興行収入
■『マトリックス』1999年9月11日公開
興行収入:78.8億円
■『マトリックス リローデッド』2003年6月7日公開
興行収入:110億円
■『マトリックス レボリューションズ』2003年11月5日公開
興行収入:67億円
マトリックス・デーに同時視聴会の開催決定!
1999年9月11日は、『マトリックス』1作目が日本で劇場公開された記念すべきマトリックス・デー。今年は『マトリックス レザレクションズ』の予告編解禁の直後となることから、マトリックス・デーの前夜9月10日(金)21:00から、1作目の同時視聴会の開催が決定した。
参加者は、指定時間に同タイミングで一緒にオンラインやBD/DVDで視聴。映画公式Twitter(@matrix_movieJP)での同時実況や、ハッシュタグ「#マトリックス復活」をつけてツイートした方の中から抽選で素敵なプレゼントが当たるキャンペーンも実施予定。ぜひこの機会に『マトリックス レザレクションズ』の予告編を見て、1作目を振り返り『マトリックス』の世界に浸ってみては。
作品タイトル:『マトリックス レザレクションズ』
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、プリヤンカー・チョープラー、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
監督:ラナ・ウォシャウスキー
原題:『THE MATRIX RESURRECTIONS』
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:matrix-movie.jp
公式Twitter:@matrix_movieJP #マトリックス #マトリックス復活
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2021年12月、全世界公開!