『MEMORIA メモリア』ティルダ・スウィントンの新場面写真&アピチャッポン監督からのメッセージが到着!

本作でカンヌ国際映画祭4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督・脚本による最新作『MEMORIA メモリア』(3月4日(金)公開)の新場面写真とアピチャッポン監督からのメッセージが解禁された。

『ブリスフリー・ユアーズ』『トロピカル・マラディ』『ブンミおじさんの森』に続き、本作でカンヌ国際映画祭4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクンの監督・脚本による最新作『MEMORIA メモリア』。南米コロンビアが舞台の本作は、監督が初めてタイ国外で制作した作品で、監督自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た記憶の旅路が描かれる。

主演はティルダ・スウィントン。デレク・ジャーマン作品でのスクリーンデビュー以降、MCU作品『ドクター・ストレンジ』などの大作から、自身が製作総指揮と主演を兼ねたインディペンデント作品(『MEMORIA メモリア』も該当)まで、作品の大小を問わず唯一無二の存在感をスクリーンで発揮し続けている。

アピチャッポン監督とは旧知の仲で、「いつか一緒に作品を」という思いを温め続けていたそう。スウィントンはアピチャッポン監督について「ジョー(アピチャッポン監督の愛称)とは、メールやスカイプなどでずっと連絡を取り続けていました。彼の作品は別格で、何年も探し求めていたものがあります。役に押し込められるのではない開放感があり、私のリズムを尊重してくれました。表現者として、動物のようでいたいと思っているのですが、それを叶えてくれたと思っています。」と語っている。

劇中では、自分にしか聞こえない頭の中の【音】を聞き、導かれるように首都ボゴタから山間部の町ピハオを訪ねる役柄とあって、我々をガイドするようなしなやかさと、不意に訪れる【音】の予兆に備えるような面持ちが印象的なジェシカ。ジェシカをどう演じるかについてはアピチャッポン監督「ティルダとは前もって多くを話し合わなかった」と語る。「彼女が、“自分は単なる俳優ではなく、チームの一員であり協力者なのだ”と言う意味を、撮影が進むにつれ理解しました。どのテイクでも彼女は自然で、難しいショットでは、リプレイを見たがり、スタッフと一緒に評価を下そうとしていました。ティルダには、普段の彼女よりゆっくり動くように頼みました。“まるで水中で歩くように”と。」また、「彼女は“カット”がかかった後、演じる人物を引きずりません。再び本来の明るい彼女に会えることに、スタッフは皆幸せを感じていました」とも語る。

また、3月4日(金)の公開を控え、アピチャッポン監督から日本の観客へのメッセージが到着。「ぜひ待たずに、映画館で本作をご覧ください。サウンドデザインにもこだわっています。皆さんがどのようにこの映画を受け取ってくださるのか、とても興味があります。」と期待を込めて語った。

ストーリー
地球の核が震えるような、不穏な【音】が頭の中で轟く―。とある明け方、その【音】に襲われて以来、ジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスを訪ね、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる。

作品タイトル:『MEMORIA メモリア』
出演:ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール
監督・脚本:アピチャッポン・ウィーラセタクン
2021/コロンビア、タイ、フランス、ドイツ、メキシコ、カタール/カラー/英語、スペイン語/136分
原題:MEMORIA
映倫:G
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/memoria/
コピーライト:(c)Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.

3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ
ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショー

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