ジェシカ・チャステイン主演最新作『あの歌を憶えている』の本編映像が公開された。
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忘れたい記憶を抱え続けている女と、忘れたくない記憶を失っていってしまう男。NY・ブルックリンを舞台に、記憶に翻弄される不器用なふたりが出会い、新たな人生と希望を見つけていく、観る者の心を温かく抱擁する愛のヒューマンドラマ。
監督は『或る終焉』や『ニューオーダー』など、人間の内面を真正面から、時に観る者を不安に陥れるほど暴力的な描写で描いてきたメキシコの俊英ミシェル・フランコ。主演は、『タミー・フェイの瞳』(21)でアカデミー賞主演女優賞受賞を果たし、名実ともにハリウッドのトップスターの一人となったジェシカ・チャステイン。わずかに残る遠い記憶を慈しむ若年性認知症を抱えるソールを演じたピーター・サースガードは、その難しい役どころを情感豊かに体現し、第80回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀男優賞を獲得。その他、シルヴィアの妹オリヴィア役にメリット・ウェヴァー。シルヴィアの娘アナにブルック・ティンバー。シルヴィアの母親サマンサ役にジェシカ・ハーパーなどが脇を固める。また、全世界で1000万枚以上を売り上げた大ヒット曲であるプロコル・ハルムの「青い影」のエモーショナルな旋律が、登場人物たちの心情を際立たせる。
今回解禁となった本編映像で、主人公のシルヴィアは、妹オリヴィアの家に娘のアナを迎えに行くとそこには、忘れたい記憶のせいで遠ざけていた母親のサマンサの姿が。顔を伏せアナの居場所だけ問う娘にサマンサは「こっちに来て座らない?」と声をかけるが、シルヴィアは一切気にする素振りを見せない。その状況にサマンサはアナに「私といたいとママに言って」と言うが、「(娘に)話しかけないで」と嫌悪感を露わにする。そんな中、サマンサはシルヴィアと一緒にいた若年性認知症を患うソールのことを目の前で「頭が変な人と同居させる?」ときつく言い放つが、シルヴィアは誰もが凍り付く様な衝撃的な言葉を返すのだった。「今でも作り話がやめられないなんて。嘘をつくのはよしなさい」と娘の言うことに全く聞く耳を持たないサマンサ。シルヴィアは母親に対して「大嫌い。心から憎いわ」と取り乱していく。
シルヴィアと母親であるサマンサをここまで遠ざけた忘れたい記憶とは一体何なのか。忘れ去りたい記憶と、忘れたくない記憶を抱えた男女が葛藤しながらも支え合い愛を育んでいく映画『あの歌を憶えている』は2月21日公開。
『あの歌を憶えている』
出演:ジェシカ・チャステイン、ピーター・サースガード、メリット・ウェヴァー、ブルック・ティンバー、エルシー・フィッシャー、ジェシカ・ハーパー
監督・脚本:ミシェル・フランコ
原題:MEMORY
2023年/103分/アメリカ・メキシコ・チリ/英語/シネマスコープ/5.1ch
日本語字幕:大西公子
配給:セテラ・インターナショナル
(C) DONDE QUEMA EL SOL S.A.P.I. DE C.V. 2023
公式サイト:https://www.memory-movie-jp.com
2/21(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開