この度、日本を代表する名俳優三船敏郎の半生とその魂を描いたドキュメンタリー映画『MIFUNE:THELAST SAMURAI』が2018年5月12日(土)より有楽町スバル座にて公開することが決定した。第72回ベネチア国際映画祭ほか全世界28の海外映画祭に出品され、米大手映画批評サイトRotten Tomatoesにて82%フレッシュの高評価を得た、世界に誇るドキュメンタリー映画が満を持しての凱旋公開となる。
そしてこの度ポスタービジュアルと日本版特別トレーラーが解禁となった。解禁されたポスターでは、着物を纏い、タバコの煙をくゆらす三船敏郎の横顔が大きく描かれている。撮影の合間に集中力を研ぎ澄ます、凛とした表情を見せている。バックには金色の後光と和霞模様があしらわれ、豪快で大胆なイメージのある三船敏郎にピッタリなビジュアルとなっている。もう一つのポスターでは黒を基調にし、三船のダンディズムがより露わになっている。
アカデミー賞受賞監督が迫る、世界のミフネと称賛された男の生涯とその映画人生
本作では、役所広司、司葉子、八千草薫ら、三船敏郎をよく知る名優たちから、息子の三船史郎や長年、撮影現場を共にした黒澤組のスクリプター・野上照代といった近しい者たちの言葉から、三船敏郎の生き様、人柄が浮き彫りになる。さらにS・スピルバーグ、マーティン・スコセッシら三船敏郎に魅せられた映画監督たちから“世界のミフネ”たりえたその魅力が語られる。『用心棒』(1961)と『赤ひげ』(1965)にてベネチア国際映画祭で二度の主演男優賞を受賞し、S・スピルバーグやテレンス・ヤングなど海外の名だたる巨匠監督にも愛され、世界にその名を刻んだ俳優・三船敏郎の偉業とその人生に迫る長編ドキュメンタリー。
監督は1991年米国アカデミー賞にて映画『収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性』で最優秀短編ドキュメンタリー賞を受賞し、HBO作品『ヒロシマ・ナガサキ』にて2008年エミー賞を受賞したスティーヴン・オカザキ。プロデューサーに米国アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』(2008)の中沢敏明、また三船敏郎の孫息子・三船力也がコンサルティング・プロデュ―サーとして参加。日本語版ナレーションは三船敏郎の大ファンとしても知られる、EXILEのAKIRAが務める。
あわせて解禁された日本版トレーラーでは、海外での人気がうかがえる、アメリカ公開時の観客たちの興奮する姿が映し出される。さらに畳みかけるように迫力ある、太鼓の音色とともに三船の貴重なオフショットが映し出される。
役所広司、香川京子、二木てるみ、司葉子、土屋嘉男らが、豪快で大胆で、そして心が広く計り知れない男、三船敏郎の素顔を語る。さらにはマーティン・スコセッシやスティーブン・スピルバーグが熱く語るワンシーンも。「彼のまねをする人は多いが、まねるのは無理だ」と語るスティーブン・スピルバーグの言葉から“世界のミフネ”の偉大さがうかがえる。たった1分半の映像ながら、映画ファンには垂涎の映像となっている。
さらに映画本編には、三船敏郎と共演した俳優仲間であり、残念ながら既に他界してしまった、土屋嘉男、加藤武、夏木陽介、中島春雄の貴重なインタビューも収録されており、三船敏郎について今まで知りえなかった姿までもが語られ、映画ファン、三船ファンには必見の作品となっている。
作品タイトル:『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』
出演:香川京子、司 葉子、土屋嘉男、加藤 武、八千草薫、夏木陽介、二木てるみ、野上照代、宇仁貫三、中島春雄、中島貞夫、佐藤忠男、明石 渉、三船史郎、黒澤久雄、
スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、役所広司
監督・編集:スティーヴン・オカザキ
ナレーター: EXILE AKIRA
企画:中沢敏明 白石統一郎
製作:田中 渉 河内 功 星野岳志
プロデューサー:厨子健介 木藤幸江 スティーヴン・オカザキ 後藤太郎
コンサルティング・プロデュ―サー:三船力也
撮影:日名 透 石川泰之
音楽:ジェフリー・ウッド
脚本:スティーヴン・オカザキ スチュアート・ガルブレイズ4世
原案:松田美智子「サムライ 評伝 三船敏郎」(文藝春秋刊)
協力:三船プロダクション 黒澤プロダクション 東京国立近代美術館フィルムセンター 江戸東京たてもの園
製作:セディックインターナショナル、電通、TOKYO MX、中央映画貿易 制作:C・A・L FARALLON FILMS
配給:HIGH BROW CINEMA
コピーライト:
(c)MIFUNE:THE LAST SAMURAI”Film Partners
写真(c)TOHO CO.,LTD.
5月12日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開