山崎努と樹木希林が出演し、世代を超えた豪華キャストが脇を固める映画『モリのいる場所』が5月19日(土)よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ他全国ロードショーとなる。
庭を愛し、30年間ほとんど外に出なかった画家として知られている熊谷守一を主人公にした本作。この度、熊谷家の朝昼晩のごはん時をまとめた、昭和の空気感が溶け合った“おいしい映像”が解禁された。
主人公熊谷守一は、庭を愛し、30年間ほとんど外に出なかった画家として知られている。歯が1本もなくても、はさみやキャンバスはさみをフル活用して、固いベーコンやフランスパン、みかん、たくあんなどを食べていたという逸話の持ち主。
朝はあじの開きを七輪で焼き、お昼はお隣さんが「カレー作りすぎちゃった」と持ってきた、急遽のカレーうどん、夜は姪の美恵が買いすぎたお肉ですき焼き、ビフテキ。
朝食こそ家族3人(モリと妻秀子、姪の美恵)での食事だが、お昼はご近所さんや毎日通ってくるカメラマンとその助手らも混じり、夜に至っては、工事現場の若者たちを招いてのわいわいがやがや、大いに飲み食いする大宴会。
人気スタイリストの伊藤まさこさんも「土、台所、陽だまり、風、木々、畳、洗濯物・・・映画の中からなんとも言えないいい匂いがたくさんしてきた。」と本作にコメントしている。
【BOOK】
小説版「モリのいる場所」小林雄次 著(朝日文庫)発売中
「モリカズさんと私」藤森武/山﨑努/沖田修一/田村祥蔵(文藝春秋) 発売中
「コロナ・ブックス「熊谷守一」」(平凡社)発売予定
ストーリー
昭和49年の東京。30年間自宅のちっちゃな庭を探検し、生きものたちを飽きもせずに観察し、時に絵に描く画家モリ(94歳)と、その妻秀子(76歳)。52年の結婚生活同様味わいを増した生活道具に囲まれて暮らすふたりの日課は、ルール無視の碁。呼んでもいないのになぜか人がひっきりなしにやってきて大忙しな二人の生活にマンション建設の危機が忍び寄る。陽がささなくなれば生き物たちは行き場を失う。慈しんできた大切な庭を守るため、モリと秀子が選択したこととは—。
画商や近所の人でにぎわう茶の間、大勢でたべる夕ご飯。ちゃぶ台、縁側、黒電話。人と人との距離が今よりも近く感じられる昭和の暮らしと、50年以上をともに過ごしてきた老夫婦の絆、心豊かに充足した人生のある夏の1日を描く。
作品タイトル:『モリのいる場所』
出演:山崎努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろう、林与一、三上博史
※山崎努さんの「崎」の正式表記は「たつさき」です。
監督 /脚本:沖田修一
制作:日活、ダブ
製作:『モリのいる場所』製作委員会(日活、バンダイナムコアーツ、イオンエンターテイメント、ベンチャーバンク、朝日新聞社、ダブ)
宣伝協力:文藝春秋
協力:豊島区、岐阜県
特別協力:熊谷榧
配給:日活
公式サイト:mori-movie.com
コピーライト:(c)2017「モリのいる場所」製作委員会
シネスイッチ銀座、ユーロスペース、
シネ・リーブル池袋、イオンシネマ他大ヒット公開中