映画『無名』が、5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開となることが決定し、日本版ポスタービジュアルと場面写真2点が解禁された。
昨年1月に中国で公開され、興行収入約181億円を上回る大ヒットを記録した本作は、第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる名もなきスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワール。
主演は、『花様年華』(00/ウォン・カーウァイ監督)で第53回カンヌ国際映画祭 最優秀主演男優賞を受賞し、近年は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)への出演で若い世代からも注目を集めているトニー・レオン。そして、もう一人の主役として出演するのは、中韓合同ユニット「UNIQ」のメンバーとしてデビュー、さらに俳優としてTVドラマ「陳情令」(19)でブレイクしたワン・イーボー。本作でついに映画初主演の座をつかみ、次々と主演作が公開され、第20回映画チャンネル メディア大賞にて主演2作目となった『長空之王』(23)と共に主演男優賞を受賞している。スタント無しで取り組んだ迫真のアクションで対決シーンを演じた二人の圧倒的な緊張感と比類なき美しさに目を奪われる。
監督は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』(16)を手掛けたチェン・アル。本作では、脚本と編集も担当し、わずか長編4作目にして手がけたこの脚本にトニー・レオンも惚れ込み、出演を決めたという。
そんな本作は、去年の11月に行われた中国映画界最高の賞とされる第36回中国映画金鶏賞にて作品賞、主演俳優賞を始め8部門にノミネート。今回が映画初出演となったワン・イーボーは助演男優賞にノミネートされた。そしてトニー・レオンが主演俳優賞、チェン・アル監督が監督賞と編集賞を受賞し、3冠を達成。昨年12月22日にポストカード付きムビチケカードが発売開始されると、オンラインでは数秒で完売。各劇場ではオープン前に行列ができ、発売開始20分で完売した劇場が発生するなど好評を博した。
今回解禁となった日本版ポスタービジュアルは、本作の主人公、トニー・レオン演じる汪兆銘政権の諜報員フーと、ワン・イーボー演じる、フーの部下イエを左右に捉え、「信じるか、裏切るか」というキャッチコピーが添えられたもの。果たして二人は敵か?味方か?中国と日本の間で繰り広げられる、名もなきスパイたちによるしのぎを削る戦いの先にあるものとは――。
あわせて解禁となった場面写真は、怪しい動きをする諜報員に尋問するフー(トニー・レオン)、グラスを片手にパーティー会場のようなところで佇むイエ(ワン・イーボー)が切り取られたものとなっている。
『無名』
出演:トニー・レオン、ワン・イーボー、ホアン・レイ 森博之 チャン・ジンイー ジョウ・シュン
監督:チェン・アル
2023年/中国/131分/1.85:1/中国語・広東語・上海語・日本語/カラー/5.1ch
字幕:渡邉一治
配給:アンプラグド
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公式サイト:https://unpfilm.com/mumei
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5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開