『旅立つ息子へ』新場面写真4点解禁!監督「チャップリンの名作『キッド』がインスピレーションを与えてくれた」

旅立つ息子へ

2020年カンヌ国際映画祭など世界中の映画祭に正式出品され観客を感動で包んだニル・ベルグマン監督最新作『旅立つ息子へ』が3月26日(金)にTOHOシネマズ シャンテほか全国公開される

世界でいちばん愛する息子のために、キャリアも捨て、子育てに人生を捧げてきた元グラフィックデザイナーの父。「金はなくても愛がある」と田舎に引っ込み、2人だけの世界を楽しんできた。ところがある日、彼らに突然の試練が訪れて…。自閉症スペクトラムを抱える息子を全力で守る父と、父の愛を受けとめて心優しい青年に成長した息子。実話を基にした感動作だ。

このたび、親子の強い愛と絆が感じ取れる新場面写真4点が解禁となった
父アハロンと息子のウリが、体を寄せ合いまるで心を通わせ合っているような姿をはじめ、仲良く一緒に魚釣りやヒゲを剃り、2人だけで過ごすかけがえのない時間を楽しんでいるシーン、そしてウリがこよなく愛しているチャールズ・チャップリンのイラストがきりとられている

旅立つ息子へ
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本作は脚本家ダナ・イディシスの自閉症の弟と、彼女の父親をモデルに描かれており、実際にダナの弟はチャップリンの映画がお気に入りで、なかでもチャップリン演じる、主人公が孤児の男の子を育てる親子の特別な絆を描いた『キッド』(1921)は繰り返し観ているという。

ベルグマン監督はそのエピソードから着想を得て、キーとなる要素に『キッド』を取り入れたことについて、「本作との共通点がありますし、あの名作が描く人間性や、思いやり、愛情はインスピレーションを与えてくれたと思っています。世界的に愛されている名画が、自分の監督作に登場していることは、純粋に幸せだと思っています。」と語る。

まさにこの親子の物語は『キッド』のように深く強い親子愛を描いている。
日本チャップリン協会会長の大野裕之さんからも、「障がいを持つ子供と、献身的に尽くす父親。いくら愛があっても残酷な現実には勝てない。そんな二人のそばにはいつもチャップリンがいた。人生には、ユーモアがどうしても必要なのだと教えてくれる素敵な作品です。」とコメントが寄せられた。

奇しくも今年は『キッド』の製作100年という節目の年であり、2月17日(水)にNHK BSプレミアムでは『キッド』が放送される
ぜひ本作の鑑賞前に、この名作もおさらいしてはいかがだろうか。

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