【応募終了】伝説的JAZZミュージシャン、チェット・ベイカーの光と影『マイ・フーリッシュ・ハート』試写会5組10名様☆

マイ・フーリッシュ・ハートジャズ界のレジェンドから悲しきジャンキーへと堕ちたチェット・ベイカーの知られざる最期の数日間を映画化した『マイ・フーリッシュ・ハート』が11月8日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる。

1988年、アムステルダム。突如、謎の死を遂げた伝説的JAZZミュージシャンの光と影。孤高の天才チェット・ベイカーの、知られざる“最期の日々”を辿る―。

この度、本作の公開に先駆け、下記日程において一般試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。

目次

『マイ・フーリッシュ・ハート』一般試写会5組10名様ご招待

【日時】10月29日(火)18:30開場/19:00開映
【場所】ブロードメディア・スタジオ月島試写室
(東京都中央区月島1-14-7 旭倉庫2F)
※開映後のご入場は一切お断りいたします
※応募締切:2019年10月17日(木

※プレゼントは終了いたしました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
※当選の発表は、当選者のみに招待状(郵送)の発送をもって代えさせていただきます。

1950年代のジャズ・シーンに彗星のごとく現れ、唯一無二の魅惑を湛えたトランペットの清冽な音色と中性的な歌声によって、巨人マイルス・デイヴィスを凌ぐほどの人気を獲得したチェット・ベイカー。端正なルックスゆえに“ジャズ界のジェームス・ディーン”と呼ばれたこの天才ミュージシャンは、ドラッグ依存によって心身をひどく蝕まれ、悲劇的な人生を送ったことでも知られている。1960年代にキャリア終焉の危機に陥ったチェットが、どん底から奇跡的なカムバックを遂げていく様を描いたイーサン・ホーク主演作『ブルーに生まれついて』(2015)が、多くの観客の胸を打ったことも記憶に新しい。

マイ・フーリッシュ・ハート

このようにウエストコースト・ジャズのスーパースターから、悲しき孤独なジャンキーへと堕ちていったチェットは、その極端に起伏の激しい人生そのものまで伝説化されてきたが、彼が58歳の時にオランダ・アムステルダムのホテルから転落死した際の真相は、未だ謎のベールに覆われている。オランダの新鋭、ロルフ・ヴァン・アイク監督が撮り上げた『マイ・フーリッシュ・ハート』は、チェットの“最期の数日間”に焦点を絞った野心的な長編デビュー作。『ブルーに生まれついて』の後日談としても興味の尽きない異色の伝記ドラマである。

1988年5月13日金曜日、午前3時。アムステルダムに滞在中のチェット・ベイカーが、宿泊先のホテル2階の窓から落下して死亡した。現場に駆けつけた地元の刑事ルーカスは、前夜に出演予定のライブ会場に姿を見せなかったチェットの身に何が起こったのかを調べ始める。マネージャーのピーター、医師のフィールグッド、ルームメイトのサイモン、そしてチェットの最愛の女性サラ。彼らから話を聞いたルーカスは、チェットのずたずたに傷ついた心の闇に触れ、プライベートに問題を抱えた自らの苦境を彼に重ね合わせるようにして捜査にのめり込んでいく。やがてチェットがドラッグディーラーに借金返済を迫られていた事実も明らかになるなか、ルーカスがたどり着いた“真実”とは……。

マイ・フーリッシュ・ハート

マイ・フーリッシュ・ハート

孤高の天才は、なぜ異国のホテルで息絶えたのか?
数々の名曲をフィーチャーしたノワール調の映像世界

ジャズの歴史に輝かしい功績を残したチェット・ベイカーは、なぜ異国オランダの道ばたで無残に息絶えたのか。場末のホテルの2階から転落死した事実は明白だが、それが投身自殺だったのか、不慮の事故か、それとも何者かに突き落とされたのかは特定されていない。20代初めの頃、チェットの音楽に深い感銘を受けたというロルフ・ヴァン・アイク監督は、チェットに関する伝記本や記事を読みあさり、生前の彼を知る関係者たちへのインタビューを実施。リサーチに3年の歳月を費やし、本作の脚本を書き上げた。

チェットの死の真相を探る刑事ルーカスは架空のキャラクターだが、そのほか多くの登場人物は実在しており、チェットの知られざる最期の日々がきめ細やかに再現されている。また、幾多の事実をベースにしながらも独自のフィクションを織り交ぜた映像世界は、時間軸が奇妙に入り組み、妖しい色彩美、幻惑的な光と影のコントラストに彩られている。死に至る直前までやるせない孤独感に苛まれ、愛を求めてあてどなく彷徨していたチェットの心模様を象徴するかのようなフィルムノワール調のミステリー映画として完成した。

チェットを演じるのは、アイルランドの俳優兼ロック・ミュージシャンであるスティーヴ・ウォール。他者に愛情を素直に伝えることができず、どうしようもなく無力で傷つきやすい魂を内に秘めたチェットの生き様を体現するとともに、劇中では観る者の心を震わす歌声を披露している。演奏の吹替を担当したのは人気トランペッターのルード・ブレールスタイトル曲「マイ・フーリッシュ・ハート」を始め、「マイ・ファニー・バレンタイン」などの名曲のライブやスタジオでの演奏シーンをふんだんにフィーチャーした本作は、本格的な音楽映画でもある。

マイ・フーリッシュ・ハート

マイ・フーリッシュ・ハート

劇中を彩る名曲
My Foolish Heart
恋に揺れる気持ちを歌いあげたバラード。作詞家ネッド・ワシントンと作曲家ヴィクター・ヤングが1949年公開の同名映画(邦題『愚かなり我が心』)の主題歌として合作し、アカデミー歌曲賞にもノミネートされた。ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、トニー・ベネットら数多くの人気シンガーが歌い、ピアノ奏者ビル・エヴァンスの名演(アルバム『ワルツ・フォー・デビー』収録)もよく知られる。チェットもいくつかのヴァージョンを残しているが、亡くなる3か月前(88年3月)に収録されたアルバム『イン・メモリー・オブ』における歌唱がことさら印象深い。サックス奏者アーチー・シェップ(当映画では俳優が扮している)との共演だ。

ストーリー
1988年5月13日金曜日、午前3時。アムステルダムに滞在中のチェット・ベイカーが、宿泊先のホテルの窓から落下して死亡した。いち早く現場に駆けつけた地元の刑事ルーカスは、うつ伏せの状態で頭部から血を流している遺体を確認すると、その男が落ちた窓辺に謎めいた人影を目撃する。しかし殺風景な部屋の内部には誰もおらず、机にはドラッグ用の注射器などが散乱し、床にはトランペットが転がっていた。すぐさま捜査を開始したルーカスは、前夜に出演予定のライブ会場に姿を見せなかったチェットの身に何が起こったのかを調べ始める。マネージャーのピーター、医師のフィールグッド、ルームメイトのサイモン、そしてチェットの最愛の女性サラ。彼らから話を聞いたルーカスは、チェットのずたずたに傷ついた心の闇に触れていく。やがてチェットがドラッグディーラーに借金返済を迫られていた事実も明らかになるなか、ルーカスがたどり着いた“真実”とは…。

作品タイトル:『マイ・フーリッシュ・ハート』
出演:スティーヴ・ウォール、ハイス・ナバー、レイモンド・ティリー
監督・脚本:ロルフ・ヴァン・アイク
2018年/オランダ/原題:MY FOOLISH HEART/87分/シネマスコープ/PG12
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:my-foolish-heart.com

11月8日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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