第77回カンヌ国際映画祭・監督週間に正式出品される、山中瑶子監督、河合優実主演『ナミビアの砂漠』のカンヌ版予告編とポスター、場面写真が解禁された。さらに、金子大地、寛一郎らの出演も発表された。
本作は、わずか19歳という若さで撮影、初監督した『あみこ』(2017)がPFFアワードで観客賞を受賞、その後第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待され、香港国際映画祭やカナダのファンタジア国際映画祭などでも話題を集めた山中監督の本格的な長編第一作。
主役に抜擢された河合は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったといい、遂に本作でその思いが叶えられた。
今回解禁されたカンヌ版ポスターには、謎のピンクの背景に河合演じる主人公カナの後ろ姿が写っている。21歳のカナは自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだ。ここはどこなのか、彼女は笑っているのか、泣いているのか、想像を掻き立てられるビジュアルだ。
カンヌ版予告編では、疾走するカナ、弾けんばかりの笑顔、怒り、虚無…カナの爆発寸前のエネルギーをみずみずしく、そして魅力的に演じる河合の姿が捉えられている。
さらに新たなキャストとして、カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシを金子大地が演じることが決定。また、カナと同棲し、身の回りの世話を焼く恋人のホンダを寛一郎が演じる。
さらに、カナを取り巻く面々として新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁らが出演する。
なお今回、金子と寛一郎から寄せられたコメントは以下の通り。
コメント(敬称略)
■ 金子大地:ハヤシ役
いつかご一緒したかった山中監督、そして河合さんを始めとする素敵なキャスト、素晴らしいスタッフさんとこの作品が作れたこと、そしてその作品をカンヌで世界の方に観ていただけること、自分がどれだけ恵まれているかということをつくづく感じます。
カンヌをきっかけに1人でも多くの方にこの作品を観ていただけるかと思うと興奮が醒めません。自分にとって大切なこの作品が多くの人に届きます様に。
宜しくお願いします!
■ 寛一郎:ホンダ役
生々しくシュールでシニカル、だけどチャーミング。監督、脚本、役者、スタッフの皆さんが素晴らしく。
今までにあるようでなかった映画になっていると思います。
そして嬉しいことに、この作品がカンヌ映画祭で上映されることが決まったとのこと。
今日の日本の若者の恋愛観や物語の展開に、海外の皆さんがどう反応してくれるのか楽しみです。
『ナミビアの砂漠』
出演:河合優実
金子大地 寛一郎
新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか
渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空
堀部圭亮 渡辺真起子
監督・脚本:山中瑶子
プロデューサー:小西啓介 小川真司 山田真史 鈴木徳至
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト:happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X:@namibia_movie
2024年公開
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