第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞で女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子監督、河合優実主演『ナミビアの砂漠』(9月6日(金)公開)の新場面カットが解禁された。
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか…?
19歳という若さで『あみこ』を作り上げ、史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした山中監督と、その『あみこ』を観て衝撃を受け、監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという河合とのタッグが実現した本作は、今年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、日本では9月に公開される。
今回解禁されたのは、河合演じる主人公カナの様々な表情を捉えた場面カット。笑顔で何かを書いているシーンや、冷蔵庫から取り出したハムをそのまま頬張る瞬間を捉えたもの、はたまた殺気立った表情でするどい目つきのカナや、無気力に壁に寄りかかっているシーンなどが切り取られている。一見、どこにでもいるような普通の女の子に見える一面もあれば、不安定な内面を覗かせるようなカットなど、それぞれ全く異なる表情が見ることができる。
山中監督は「これまでに見たことのないような河合さんを見たくて、カナをあまり褒められた人ではない、ダメなところがあるキャラクターにしたかった。でも、そんなカナを好きになってもらいたい」と脚本を書き上げ、河合も「映画の主人公として、このキャラクター面白すぎると感じました。この主人公をスクリーンで観たい!と思いました」と語っているように、どの場面カットも異彩を放つカナというキャラクターを物語っている。
また新たに、本作がフィンランドで開催されるエスポー・シネ国際映画祭(8月23日~9月1日)、ドイツで開催されるハンブルグ映画祭(9月26日~10月5日)、オランダで開催されるCamera Japan(9月26日~10月6日)に出品されることも決定した。
そして、本作のジャパンプレミアが開催されることも決定。当日は上映前にキャスト登壇の舞台挨拶が実施されるほか、本編上映後にはティーチインも予定されている。また、オリジナル・ポストカード付のムビチケが、一部劇場を除き8月9日(金)より発売される(数量限定)。
※詳しくは映画公式サイトをご確認ください。
『ナミビアの砂漠』ジャパンプレミア 概要
【日時】
8月22日(木) 18:30の回
上映前にキャスト舞台挨拶・上映後にティーチインを実施
【登壇者】※敬称略
(舞台挨拶)河合優実、金子大地、寛一郎、山中瑶子監督
(ティーチイン)河合優実、金子大地、山中瑶子監督
※登壇者は予告なく変更する場合がございますこと、予めご了承ください。
【実施劇場】
TOHOシネマズ 日比谷
『ナミビアの砂漠』
出演:河合優実
金子大地 寛一郎
新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか
渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空
堀部圭亮 渡辺真起子
監督・脚本:山中瑶子
プロデューサー:小西啓介 小川真司 山田真史 鈴木徳至
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
制作プロダクション:ブリッジヘッド コギトワークス
2024年/日本/カラー/スタンダード/5.1ch/137分/PG12
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
公式サイト:happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X:@namibia_movie
9月6日(金)TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
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