『ナポレオン』ホアキン・フェニックス×リドリー・スコット監督の特別対談映像&メイキング写真解禁!

ナポレオン

『ナポレオン』(12月1日(金)公開)より、主演のホアキン・フェニックスとリドリー・スコット監督の特別対談映像と、撮影現場の2人を捉えたメイキング写真が解禁された。

本作は、撮影カメラ11台、集められたエキストラ総勢8000人、莫大な製作費をかけてヨーロッパロケを敢行したスペクタクル超大作。フェニックスとスコット監督のタッグは、フェニックスがラッセル・クロウ演じるローマの将軍マキシマスと対峙する暴君を演じた『グラディエーター』(2000)以来23年ぶりとなる。

解禁された映像では、冗談も多く飛び交うリラックスムードの中、フェニックスが「この映画が大変だったのは僕のせいじゃない?」とズバリ切り込むと、スコット監督は「君のせいだ」と即答。「僕のせいか」と爆笑するフェニックスに「それは冗談だけど(笑)君から学んだね。物語の真の意味を探ってくれただろ。実に楽しかった」と感慨深げ。

そして撮影中の話になると、「正直リハは嫌いだ。大まかな構想だけをイメージして、何も決めずに演技したい」と本心を明かしたフェニックス。「撮影中、何回僕に腹を立てた?」と聞くフェニックスに、スコット監督は「毎日だね」と返すなど、2人の気さくな関係がこちらにまで伝わってくる。「君はいい意味で複雑な人間だ。この役では、それが大きなプラスになる」とスコット監督が言うと、照れ笑いを浮かべたフェニックスは「僕の性格をよくわかってる。演じてて最高に楽しかった」と振り返った。

ナポレオン

また、二人の出会いとなった映画『グラディエーター』についてにも話が及ぶ。フェニックスは「初対面は23年前。以来監督は多くの作品を作ってきた。英雄、偉人、優れた人たちをね。今回はこの男だ。背が低く気が短い…僕を選んだ理由は?」とユーモアたっぷりに聞くと、スコット監督も笑いながら「『グラディエーター』を思い出した。“ナポレオンがいる”と。これは褒め言葉ではない」と語ると、フェニックスはたまらず「いいことを言おうとして思いつかなかったんだろ!」と笑いながらツッコむなど、まさに息のあった2人。

「今作を作って、初めて知ったナポレオンの真実はあった?」とフェニックスが切り込むと、スコット監督は「もちろんたくさんあった。欠点が多いからこそあれだけの立身出世をなし得た。実に複雑で一筋縄ではいかない男だ。あまりに脆く、あまりに残酷すぎた」と答える。フェニックスは「一方でユーモアと茶目っ気もあった」とナポレオン像について語っており、2人の言葉からも、いかにナポレオンが両極端に思える性質を内存させた人物だったかが垣間見える。

そして、話はナポレオンの妻・ジョゼフィーヌとの話に。「最初に言ったね。“ナポレオン”を演じるなら、ジョゼフィーヌとの関係性を理解しろ”と。まだできていない」と率直に語るフェニックス。それに対しスコット監督は「ナポレオンの名声の始まりは、ジョゼフィーヌとの出会いだ」と語る。互いを振り回し、傷つけ、それでも離れることのなかった2人の複雑な関係――。フェニックスは「きっと本人たちも分かっていない。なぜ惹かれあい、なぜ離れられないのか。ミステリアスな関係だ」と振り返った。

なお、ジョゼフィーヌ役は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のホワイト・ウィドウ役や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などに出演している、アカデミー賞(R)ノミネート俳優ヴァネッサ・カービーが演じている。

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