ギレルモ・デル・トロ最新作『ナイトメア・アリー』大沢たかお&檀れいが騙し合い?! 日本オリジナルナレーション予告解禁

ナイトメア・アリー

ギレルモ・デル・トロ監督最新作『ナイトメア・アリー』(3月25日(金)全国公開)の日本オリジナルナレーション予告映像が解禁され、俳優の大沢たかおと檀れいがナレーションを務めていることが明らかになった。

デル・トロ監督が作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んで映画化に挑んだのは、1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。

1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作として完成させた。

今回解禁された映像は、主人公スタンが「本当に故人と話せますか?」と問いかけられるシーンか始まる。とあるカーニバルの一座で読心術を身につけ、愛する女芸人モリー(ルーニー・マーラ)とともに華やかなトップ興行師の道を駆け上がっていくスタン(ブラッドリー・クーパー)だが、不敵な笑みを見せる精神科医のリリス(ケイト・ブランシェット)と手を組んだことをきっかけに、越えてはいけない一線を越え、光に照らされるショービジネスの世界から、後戻りの出来ない闇の領域へと飲まれていってしまう。

大沢が主人公スタン、そして檀がリリスの視点で、映画のもつ世界観と劇中で展開されていく独特の世界観と男女のスリリングな騙し合いを妖艶な声色で見事に体現している。

新映像も満載の本映像だが、ナレーション収録に挑むにあたり、2人は一足先に本編を鑑賞。
大沢はかねてより好きだったギレルモ・デル・トロ監督の作品とあり、人間の本質を深くえぐった本作のテーマについて「人間皆に共通する逃れたくても逃れられないものを、デフォルメした映画の世界でギレルモ・デル・トロ監督が見事に表現されていると感じました。」と語り、撮影の素晴らしさについても「あれだけ美しく説得力のある画が撮れていると、観ていてその世界に引きずり込まれます。」と感動を語った。

「作品自体が十分に練られ精巧に作られていると感じましたし、美術や衣装も素晴らしかったです。劇場でぜひ観たい作品」と、2人も本作を絶賛。

また実際のナレーションの収録について、大沢「僕は芝居が本業ですから、マイクに向かうより身体でしゃべる方が慣れているので、ナレーションは難しかったです。」と意外な告白。「でもこの機会に、声でだけですが、他の映画にも参加でき、ブラッドリー・クーパーのやっていたことが追体験できる感じがして面白かったです。」と感慨深い様子で語った。

そして、「大沢(たかお)さんがスタン側で出演されると聞いて、スタンが野望の深みにどんどんはまっていく様を大沢さんとの掛け合いでうまく表現できればいいなと思いながらナレーションさせていただきました」と語っている。

本年度アカデミー賞で作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の主要4部門でノミネートされているほか、大沢と檀の大絶賛もあるように、『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、名作を生み出し続けるギレルモ・デル・トロ。最高に豪華極まりないキャスト陣はもちろん、撮影、音楽、衣装、美術など、すべての部門において稀有なる才能が集結した最高傑作『ナイトメア・アリー』にご注目を。

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