『ぼくは君たちを憎まないことにした』(11月10日(金)公開)より、場面カット11枚が一挙解禁された。
本作は、家族3人で幸せに暮らしていたアントワーヌがテロ発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラーを映画化。最愛の人を予想もしないタイミングで失った時、その事実をどう受け入れ、次の行動に出るのか。
誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続く育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と二人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていく。
パリ中心部にあるコンサートホールのバタクラン。アメリカのバンド、イーグルス・オブ・ザ・デスメタルのライブ中に3人の男たちが1500人の観客に銃を乱射し、立てこもった。少し前には、パリ郊外のスタジアムで行われていたフランス対ドイツのサッカー親善試合や周辺のレストランで過激派組織「ISIL」の戦闘員が自爆テロを起こしていた。バタクランには、アントワーヌの妻、エレーヌと友人がいた。安否確認すらままならないカオスの中で、2日後に判明したのは、友人は生き延び、エレーヌは犠牲となった受け入れがたい事実だった。
今回解禁されたのは、テロリストによって最愛の人を理不尽に奪われた父と子が、それでも前を向いて生きていくシーンを切り取った場面カット。拭うことはできない悲しみや怒りを抱えながらも、“今まで通り生活し幸せに生きていく”と決めた親子。そんな彼らの何気ない日常を捉えた写真の数々が、人の持つ強さを雄弁に物語る。
ストーリー
2015年11月13日金曜日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリスは息子のメルヴィルと一緒に、仕事に急ぐ妻のエレーヌを送り出した。息子のために健康的な朝食を手作りして体調管理に気を配り、おしゃれでユーモアのセンスもある。最高の母であり、最愛の妻が、突然、天国へ行ってしまった。そんな時でも息子はお腹を空かせ、砂で遊び、絵本の読み聞かせをねだる。誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続くワンオペ育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と二人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていく。
作品タイトル:『ぼくは君たちを憎まないことにした』
出演:ピエール・ドゥラドンシャン、カメリア・ジョルダーナ、ゾーエ・イオリオ
監督・脚本:キリアン・リートホーフ『陽だまりハウでマラソンを』
原作:「ぼくは君たちを憎まないことにした」
2022年/ドイツ・フランス・ベルギー/フランス語/102分/シネスコ/5.1ch/原題:Vous n‘aurez pas ma haine/英題:YOU WILL NOT HAVE MY HATE/日本語字幕:横井和子/提供:ニューセレクト/後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:nikumanai.com
コピーライト:(C)2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und Fernsehproduktion
11月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
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