賞レースを席捲する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンドを再び主演に据え、今まさに注目の新鋭監督クロエ・ジャオと共に贈る最新作『ノマドランド』が、3月26日(金)日本公開となる。
先日開催された第77回ベネチア国際映画祭では<金獅子賞>、さらにはアカデミー賞にもっとも近い賞との呼び声も高い第45回トロント国際映画祭では<観客賞>を受賞。それぞれの映画祭における最高賞を制覇するという史上初の快挙を成し遂げた。
米批評家たちによる辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは97%Freshの高評価を獲得し、世界のジャーナリストからも「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」(ガーディアン紙)などと絶賛評が相次いでいる。
すでに、賞レースの幕開けとなったボストン批評家協会賞では作品賞、監督賞、撮影賞、そしてゴッサム賞で作品賞、観客賞、全米映画批評家協会賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、撮影賞ほか…と数々の賞を軒並み制覇し、本年度アカデミー賞大本命として各メディアで注目されている本作。
この度、現地時間1月26日に、賞レース前哨戦のなかでも大きく注目されるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(The National Board of Review Awards)が発表され、本作が撮影功労賞(ジョシュア・ジェームス・リチャーズ)を受賞し、作品賞トップ10にも選出された。
企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。
ファーンを演じるのは、『スリー・ビルボード』で2度目のオスカーを手にしたフランシス・マクドーマンド。実在のノマドたちのなかにマクドーマンド自らが身を投じ、彼らと路上や仕事場で交流し、荒野や岩山、森の中へと分け入っていく。
前作『ザ・ライダー』で映画賞43ノミネート24受賞という栄誉に輝いたクロエ・ジャオ監督と共に、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を軽々と超えて、全く新しい表現ジャンルを切り開いた。
全米では今週1月29日より、ジャオ監督と、ジョシュアによって美しく切り取られた劇中の圧巻の光景をスクリーンいっぱいに体感できるIMAXでの先行劇場公開を控えている。
作品タイトル:『ノマドランド』
出演:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ ほか
監督:クロエ・ジャオ『ザ・ライダー』(17)、『エターナルズ』(21)
原題:Nomadland
原作:「ノマド:漂流する高齢労働者たち」(ジェシカ・ブルーダー著/春秋社刊)
全米公開:2月19日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html
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コピーライト:(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.
3月26日(金)全国公開
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