『ニューヨーク 親切なロシア料理店』フランスで絶大な人気を誇る俳優タハール・ラヒムのインタビュー映像到着!

ニューヨーク 親切なロシア料理店

2019年ベルリン国際映画祭 コンペティション部門・オープニング作品に選ばれたロネ・シェルフィグ監督の最新作『ニューヨーク 親切なロシア料理店』が、12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開される

本作は、ある事情を抱え夫から逃げてき母と息子二人が、マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店で見知らぬ人々と出会い、新たに人生をスタートする姿を優しい眼差しで描く感動作。

『17歳の肖像』や『ワン・デイ 23年のラブスト―リー』で知られるデンマーク出身のロネ・シェルフィグ監督が、ニューヨークを舞台に、社会的弱者の困難や、彼らが見知らぬ人どうしの助け合いで救われていく様を描き、困難な時代だからこそ、今を生き抜くために大切なことが詰まった映画を作り上げた。

そしてこの度、本作でロシア料理店を立て直すためマネージャーとしてスカウトされ、寡黙かつ武骨者ながらもクララたちに救いの手を差し伸べるマークを演じた、フランスで絶大な人気を誇る俳優 タハール・ラヒムからインタビュー映像が到着した。

タハール・ラヒムは、第62回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞したジャック・オーディアール監督作『預言者』(’09)にて主役に大抜擢され、フランスのアカデミー賞であるセザール賞の主演男優賞・有望若手男優賞に輝いた。その後、ロウ・イエ監督作『パリ、ただよう花』(’11)や、アスガー・ファルハディ監督『ある過去の行方』(’13)、その他ジャン=ジャック・アノー監督やファティ・アキン監督作品、また現在大ヒット上映中の『スパイの妻』の黒沢清監督がフランスで制作した『ダゲレオタイプの女』(’16)など、世界中の先鋭的な映画監督から引っぱりだこの俳優だ。

本作へ出演を決めた理由について「ロネ・シェルフィグ監督の大ファンなんだ。10年ほど前のオスカー・シーズン中に彼女は『17歳の肖像』を。僕は『預言者』を宣伝してた。そして10年後、彼女から連絡をもらい、脚本が送られてきたんだ。」と語ったタハール。脚本を読んだ感想について「印象深かったのは、人間ドラマとコメディーのバランスの取り方だ。とても感動したし興味を持った。本作のテーマにも、描かれている価値観にも、もちろん役柄にもね。」と明かした。

またタハールは、演じたマーク役について、「彼はレストランを経営するごく普通の男だった。ただ、弟の罪をかぶり4年間服役してたんだ。刑務所で辛い生活を送る間に、家族も妻も友達も失ってしまう。そして自信を失い、人間不信に陥ってしまうんだ。だから刑を終えた彼は、打ちひしがれ以前とは違う人間になってる。でも人生とは面白いもので、刑務所から出ると彼には新しい出会いが待っていた。新たなレストランの経営を任されるようになり、愛する人や新しい友達もできた。人というのは、周りの影響で別人になってしまうことがある。でも環境や人々のやさしさによって、より良い形で元の自分に戻ることが出来る。良い経験を重ねることでね。考えてみると結局大事なのは尊厳なんだ。問題は自分の尊厳をいかに取り戻すか。それには人の力が必要だ。自分の尊厳に誰かに気づいてもらい、それを信じることだ。」と語っている。

ニューヨーク 親切なロシア料理店

ニューヨーク 親切なロシア料理店

新しい人生、メニューにあります―
憧れのマンハッタンに事情を抱えてやって来たクララ。
見知らぬ人々の<優しさ>と出逢う希望の物語。

ニューヨークのマンハッタンに無一文で逃げてきた2人の子供をもつ女性クララが、再起を目指す老舗ロシア料理店に集う様々なバックグラウンドを持つ人々とめぐりあう。

監督・脚本・製作総指揮を務めたロネ・シェルフィグ監督は、世界で活躍するデンマーク出身の女性監督。『幸せになるためのイタリア語講座』(2000)が、ベルリン国際映画祭銀熊賞をはじめ、多くの賞を獲得し、日本でもスマッシュヒット。世界的に脚光を浴びた。その後、キャリー・マリガン主演『17歳の肖像』(2009)では英国アカデミー賞において9部門受賞し、米国アカデミー賞でも3部門ノミネート。アン・ハサウェイ主演『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(2011)では、日本でも多くの女性から熱烈に支持された。

最新作となる本作ではクララ役に『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザンをはじめ、料理店のオーナーに名優ビル・ナイなど実力派キャストが勢ぞろい。家族や仕事、恋愛にトラブルを抱えながらも、自分らしい生き方と幸せを見つけていく人々の姿を優しい眼差しで描く。

ストーリー
ニューヨークの片隅の古びたロシア料理店。
自慢のキャビアに、そっと添えられるのは〈優しさと赦し〉。
見知らぬ人々と出逢い見つける新たな人生とは――?
マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店〈ウィンター・パレス〉。かつては栄華を誇った伝統あるお店も、今や古びて料理もひどい有様。店を立て直すために雇われたマネージャーのマークは刑務所を出たばかりの謎だらけの人物。常連の看護師アリスも、他人のためだけに生きる変わり者。そんな料理店に、二人の息子を連れて、事情を抱えて逃げてきたクララが飛び込んでくるが…。

作品タイトル:『ニューヨーク 親切なロシア料理店』
出演:ゾーイ・カザン、アンドレア・ライズボロー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、タハール・ラヒム、ジェイ・バルチェル、ビル・ナイ ほか
監督・脚本:ロネ・シェルフィグ
原題:The Kindness of Strangers/2019年/115分/英語/デンマーク、カナダ、スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ/日本語字幕:石田泰子
配給:セテラ・インターナショナル

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/NY/
コピーライト:(c) 2019 CREATIVE ALLIANCE LIVS/RTR 2016 ONTARIO INC. All rights reserved

12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

 

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