日本人監督作品として10年ぶりにカンヌ国際映画祭批評家週間に選出される快挙を成し遂げ、オスカーの前哨戦として注目されるインディペンデント・スピリット賞において新人作品賞と主演女優賞にWノミネートされた話題作『オー・ルーシー!』が4月28日(土)からユーロスペース、テアトル新宿他にて公開となる。
そしてこの度、豪華俳優陣達の新たな姿が見れる場面写真が一挙解禁された。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身会社員・節子がふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を時に赤裸々に時にユーモアたっぷりに描く本作。主演にはリアルな女性像を演じさせたら当代随一の女優、寺島しのぶ。
さらに共演に南果歩、忽那汐里、役所広司という国際的に活躍する錚々たる面々が揃い、ハリウッドからは『パール・ハーバー』などで知られるジョシュ・ハートネットが参戦するなど、新人監督でありながらその脚本と熱意に惚れ込んだ豪華俳優陣が出演を快諾。海外メディアからも「寺島しのぶから目が離せない」(ヴァラエティ)、「本物の感情が詰まっている」(スクリーン)と絶賛された。
今回解禁となった場面写真は、メイド喫茶で働く姪の美花(忽那汐里)に頼まれ通う事になった英会話教室で、胡散臭い金髪のカツラを被せられた主人公の節子(寺島しのぶ)を同じく教室に通う茶髪のカツラを被った小森(役所広司)と真ん中で小森と一緒にハグポーズをする英語講師ジョン(ジョシュ・ハートネット)に対しなんだか浮かない表情の節子。楽しそうな二人とは裏腹に一体何故節子だけ表情が暗いのか?気になる1枚だ。続いて先程の写真と比較すると節子の表情は一変しワクワクに満ちた“女”の顔を覗かせている。すっかりイケメンジョンにノックアウトされ、被せられていたカツラを自らノリノリで着けこなし、薄暗い自宅で不気味にほほ笑む節子の恋の予感を感じる一枚だ。
続いて舞台はジョシュの住むロスでの一枚。ジョシュを追いかけ思い切って日本を出た節子、ガソリンを入れる姿さえも様になるジョン。果たして節子はジョンから愛される事が出来るのか・・!?
第70回カンヌ国際映画祭批評家週間正式出品
米インディペンデント・スピリット賞新人作品賞/主演女優賞Wノミネート
ストーリー
東京で働く43歳の独身OL節子は、いずれ訪れる「退職」や「老後」を待つだけのような単調な生活を送っていた。ある朝、節子は目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま出勤した節子は姪の美花から久しぶりに電話をもらい、彼女が勤めるメイドカフェを訪ねることにする。姉の綾子から美花には関わるなと散々言われたが、それは節子に逆の効果を及ぼすだけ。お金に困っているという美花に言われるとおり、節子は美花が前払いした英会話教室を代わりに受講し、その分の料金を彼女に支払ってやることにする。
ジョンというアメリカ人が講師を務める一風変わった英会話教室に参加した節子は、そこで「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるようにと命じられる。節子の中で眠っていた感情が「ルーシー」によって解き放たれ、節子はジョンに恋をする。そんな幸せもつかの間、突然ジョンは美花と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得ができない節子は、二人を追ってアメリカへ。さらには仲の悪い姉の綾子も同行することになる。嫉妬、秘密、欲望に満ちた旅の果てに節子が見つけたものとは?
作品タイトル:『オー・ルーシー!』
出演:寺島しのぶ、南果歩、忽那汐里、役所広司、ジョシュ・ハートネット
監督・脚本:平栁敦子
エグゼクティブ・プロデューサー:ウィル・フェレルアダム・マッケイ
プロデューサー:ハン・ウェスト木藤幸江ジェシカ・エルバーム平栁敦子
共同脚本:ボリス・フルーミン
(日本・アメリカ合作/カラー/ビスタ/95分)
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:oh-lucy.com
コピーライト:(c) Oh Lucy,LLC
4月28日(土)ユーロスペース、テアトル新宿他にて公開!