深川麻衣主演、熊澤尚人監督の『おもいで写眞』が、2021年1月29日(金)全国公開となる。この度、本作の主題歌に安田レイの「amber」が決定し、映画のポスタービジュアルと主題歌を使用した予告編が解禁された。
たった一人の家族だった祖母が亡くなり、メイクアップアーティストになる夢にも破れ、東京から富山へと帰ってきた音更結子。祖母の遺影がピンボケだったことに悔しい思いをした結子は、町役場で働く幼なじみの星野一郎から頼まれた、お年寄りの遺影写真を撮る仕事を引き受ける。初めは皆「縁起でもない」と嫌がったが、思い出の場所で写真を撮るという企画に変えると、たちまち人気を呼ぶ。ところが、あるひとの思い出が嘘だったとわかり、その後も謎に包まれた夫婦や、過去の秘密を抱えた男性からの依頼が舞い込む。怒って笑って時に涙しながら成長してゆく結子の毎日は、想像もしなかったドラマを奏でてゆく──。
忘れていた素晴らしい思い出と再会し、笑顔とパワーを取り戻すお年寄りたち。〈おもいで写真〉は、過去だけでなく残りの人生も輝かせる〈魔法のような写眞〉だった。本作は人は誰でも最後の瞬間まで楽しく生きることができるという希望を届けてくれる、感動の物語だ。
主演は、『パンとバスと2度目のハツコイ』で、第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、その後も『愛がなんだ』『空母いぶき』など話題作への出演が続く深川麻衣。さらに、高良健吾、香里奈、井浦新ら実力派に、吉行和子、古谷一行と日本映画の歴史を作ってきた名優たちが、物語に自身の歩んできた道のりの深みを与えた。監督は、『おと・な・り』『君に届け』『ユリゴコロ』の熊澤尚人。人間の心の機微をすくい取り高く評価されてきた手腕で、今の時代にこそ必要な世代を超えた人と人との触れ合いをオリジナル脚本で描く。
主題歌を歌う安田レイは、2013年7月シングル「Best of My Love」にてソロシンガーとしてデビュー。ドラマやアニメ主題歌、CMタイアップ曲など、話題の楽曲を次々とリリース。2015年11月にリリースした「あしたいろ」は、TBS系ドラマ「結婚式の前日に」主題歌として共感を呼び、「第57回輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞した実力派アーティスト。本作では、夢に敗れた結子が世代を超えた人と人との交流をしながら、〈おもいで写真〉を通じてお年寄りたちの日々を次第に輝かせていくという希望の物語を力強い歌声で支える。なお、主題歌「amber」は1月29日(金)から配信スタート。
あわせて解禁されたポスターは、緑の中に佇む深川麻衣演じる結子と、笑顔の星野役・高良健吾。香里奈、井浦新、吉行和子、古谷一行などのキャラクター写真と「おもいで写眞」〈それを撮ると、あなたの人生が眩しく輝き出す〉という未来に向けたメッセージが印象的だ。
予告編は、星野が結子に「カメラマンやってくれま」という富山弁のシーンからスタート。結子は「遺影写真?」と驚くが、遺影写真の撮影を始めることにする。ところが、「お断りです」「遺影なんて縁起でもない」と断られてしまう。そんな中、吉行和子演じる和子が「行きたい場所があるんよ、そこで撮るなら」と自分の思い出の場所での撮影に協力してくれる。〈おもいで写真〉は「100人のお年寄りを笑顔にするミッション」という星野。「部屋に飾って毎日見るが、楽しいがー。」という和子と共にたくさんのおもいで写真とお年寄りたちの笑顔が映し出される。かたや、古谷一行演じる柏葉の「悔いが残ったんじゃやりきれん」とうなだれる柏葉と直後、夜、柏葉を大勢で探す結子たちの姿。ラストは「彼女が撮っていたのは毎日が宝物に変わる魔法のような写真でした」というナレーションに「撮ってもらって嬉しかったよ」という和子のセリフが感動を呼び起こす。
安田レイ コメント
不器用で、素直に生きるのが下手な主人公の音更結子。
なんだか自分のことを見ているような、そんな錯覚に陥りました。
本当は優しく笑っていたいし、誰かのためにできることを見つけたいのに、
弱い自分を守ることに精一杯で、気付いたら眉間にシワを寄せて世界を睨みつけている日々。
でも、そんな時に肩の力の抜き方を教えてくれるのは、結子の本当の優しさに気付いて側にいる大切な人達。
時には厳しく、時には優しく、愛の形を教えてくれるみんなと共に成長する結子を、自分に投影して歌わせていただきました。
不器用なありがとうを、あなたに届けます。
温かいメッセージがたくさん詰まった作品に関われて、本当に幸せです。
一枚の写真で人生が眩しく輝きだす。
遺影写真は終わりのためでなく、残りの人生を楽しむために撮るもの。
ストーリー
東京でメイクアップアーティストを志す音更結子(深川麻衣)は、メイクの仕事をしながら美容部員として働いていたが、嘘が嫌いで頑固な性格が災いし、仕事をクビになってしまう。そんな結子に追い打ちをかけるように、大切な祖母が亡くなったと知らせが――。
幼いころ、自分を捨てた母の代わりに自分を育ててくれた祖母を、ひとり寂しく死なせてしまった後悔に苛まれる結子。夢も大切な人も失った結子は、故郷へ戻ることを決める。
ある日結子は、幼なじみで役所に勤める星野一郎(高良健吾)から、老人向けに「遺影」撮影の仕事をしてみないかと誘われる。写真館を営んでいた祖母の遺影がピンボケ写真だったことを悔やんでいた結子は、その仕事を引き受ける。
最初は、縁起が悪いと敬遠され、なかなか老人たちに受け入れられない結子だが、一人暮らしの老人・山岸和子(吉行和子)との出会いをきっかけに、「遺影」撮影ではなく、それぞれの思い出溢れる場所で写真を撮る「おもいで写真」を撮り始める。結子は老人達とふれあう中で、次第に赦しの意味を知り、人生の意味を見いだしていく。
作品タイトル:『おもいで写眞』
出演:深川麻衣、高良健吾、香里奈、井浦新、古谷一行、吉行和子
監督:熊澤尚人
脚本:熊澤尚人 まなべゆきこ
原作:「おもいで写眞」熊澤尚人(幻冬舎文庫)
音楽:安川午朗
主題歌:安田レイ「amber」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:テンカラット ソニー・ミュージックエンタテインメント イオンエンターテイメント 関西テレビ放送 スタジオブルー
製作プロダクション:スタジオブルー
配給:イオンエンターテイメント
公式サイト:http://omoide-movie.com
公式Twitter:@omoide_movie
公式Instaram:@omoide_movie2021
コピーライト:(C)「おもいで写眞」製作委員会
2021年1月29日(金)全国公開
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