イタリアの青春映画『最初で最後のキス』が6月2日(土)より公開される。この度、レディ・ガガの大ヒット曲「ボーン・ディス・ウェイ」に合わせて、主人公の男女3人が、古着屋でファッションショーをしながら、ノリノリで歌い踊るミュージカルシーンが解禁された。
3人の少年少女の、心に刺さる物語
イタリアの高校を舞台に、その大切な絆や未来を、無知ゆえに自ら破壊してしまう青春の残酷さを焼き付けた本作は、イタリアでスマッシュヒットを飛ばし、ヨーロッパ各国の映画祭で多数の観客賞を受賞、若者を中心とした多くの人の心に突き刺さった。
監督は、『ミラノ、愛に生きる』『あしたのパスタはアルデンテ』の脚本を務めたイヴァン・コトロネーオ。アメリカで実際に起きた殺人事件に衝撃を受け、自ら小説を執筆し、共同で脚本を手がけ監督も務めた。イジメや差別がネットやSNSにより、さらに深刻で過酷な状況へといかに若者を陥らせているのかを繊細にリアルに映し出す。また劇中ではレディー・ガガを始めとするポップな楽曲が多数使用され、痛い現実を跳ね飛ばす手段として描かれるカラフルでファンタジックな「ポジティブな妄想」シーンも魅力的だ。撮影には『グレートビューティー/追憶のローマ』の名カメラマン、ルカ・ビガッツィを起用。メインの3人を瑞々しく演じた俳優たちのフレッシュな才能にも注目して頂きたい。
ストーリー
不器用な僕らが誰よりも輝いていた日々
イタリア北部・ウーディネ。スターを夢見る同性愛の転校生ロレンツォは、
愛情深い里親に引き取られ、トリノからこの町にやって来るが、奇抜な服
装で瞬く間に学校で浮いた存在に。“尻軽女”とレッテルを張られている少
女ブルーと兄を亡くして心に闇を抱えているバスケ部の少年アントニオ、
クラスのはみ出し者だった2 人と意気投合し、3 人で友情を育んでいくが、
ロレンツォのある行動がきっかけで少しずつ歯車が狂い始める――。
作品タイトル:『最初で最後のキス』
出演:リマウ・グリッロ・リッツベルガー/ヴァレンティーナ・ロマーニ/レオナルド・パッザッリ
監督・原案・脚本:イヴァン・コトロネーオ
2016 年/イタリア/イタリア語/106 分/カラー/シネマスコープ/ドルビー5.1ch
原題:Un Bacio
字幕:山田香苗
提供:日本イタリア映画社
配給:ミモザフィルムズ/日本イタリア映画社
公式サイト:http://onekiss-movie.jp/
コピーライト:(c)2016 Indigo Film – Titanus onekiss-movie.jp
6月2日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー