台湾発の長編アニメーション映画『幸福路のチー』日本版声優に安野希世乃、LiLiCo、高森奈津美が決定!コメントも到着

幸福路のチー東京アニメアワードフェスティバルから火がつき、世界各地の映画祭で快挙を続けてきた台湾発の長編アニメーション映画『幸福路のチー』が、11月29日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他で公開となる。

オリジナル版では、チー役のグイ・ルンメイ(『藍色夏恋』)、ウェイ・ダーション(『海角七号君想う、国境の南』監督)、リャオ・ホイヂェン(『ラブ ゴーゴー』)等のボイスキャストが話題となった本作。日本語吹替版でも『幸福路のチー』の世界観に賛同した人気声優たちの参加が決定した。

演出をつとめたのは、2016年の『ちえりとチェリー』で少女の成長を描いた中村誠監督。『幸福路のチー』でも少女時代の天真爛漫なチーと大人になって痛みを抱えるチーを繊細に演出した。

主人公チーには、『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵役や『マクロスΔ』のカナメ・バッカニア役で人気の声優、安野希世乃が決定。チーの親友ベティには、『ガールズ&パンツァー』ローズヒップ役や『ちえりとチェリー』のちえり役をつとめた高森奈津美が、そして『ファインディング・ニモ』『サウスパーク』等でも声優を務めたLiLiCoが、映画のキーマンでもあるチーのおばあちゃん役を演じる。また、『人狼 JIN-ROH』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』等を手掛けた伝説のスーパーアニメーター、沖浦啓之が従兄ウェンの声を担当することも決まった。他に、高畑勲監督『ホーホケキョ となりの山田くん』や、『渡る世間は鬼ばかり』のレギュラー出演で天才子役として注目された宇野なおみが、オリジナルではソン・シンイン監督自身が声を担当した小学校の教師役を務める。

おばあちゃん(声優:LiLiCo)

チーのおばあちゃん役を演じたLiLiCoは、劇中のおばあちゃんの温かい言葉に触れ、「日本に来てからずっと守ってくれたおばあちゃんに会いたい…。アニメでこんなに泣いたのは初めてです」とコメント。

幸福路のチー

チー(声優:安野希世乃)

チー役の安野は、「試行錯誤を繰り返しながら彼女を演じた時間は、まるで自分の人生の体験のように深く自分の内面が波立つのを感じました。~~ご覧になるみなさまにとっても、重なる瞬間がある作品だと思います。」とコメント。

幸福路のチー

ベティ(声優:高森奈津美)

そして親友ベティ役の高森も「どんどん強くなっていくベティの強さに引っ張ってもらう形でアフレコに臨みました。ノスタルジーと、そして大きな愛を感じて頂ければ幸いです。」とコメントした。

目次

コメント

幸福路のチー

今作にて、チーの子供時代・大人時代を共に演じさせて頂きました。
吹き替えの、また長尺の作品にて主演を務めさせて頂くのは今作が初めてでした。
試行錯誤を繰り返しながら彼女を演じた時間は、まるで自分の人生の体験のように深く自分の内面が波立つのを感じました。オリジナルキャストの皆様の心に沁みる演技に何度も胸が熱くなりながら、心を込めて吹き替えさせて頂きました。
ご覧になるみなさまにとっても、重なる瞬間がある作品だと思います。ぜひ多くの方に、この愛おしい物語を見つめて頂きたいです。
――安野希世乃さん(声優)

幸福路のチー

子どものころ夢見ていた自分になっていますか?
頑張っているあなたならきっと心で感じて、
大きな感動に包まれるでしょう。
チーの優しいおばあちゃんの言葉が沁みます。
その声を担当させていただいて光栄です。
あまりにも自分の人生と被りました。
日本に来てからずっと守ってくれたおばあちゃんに会いたい…
アニメでこんなに泣いたのは初めてです。
――LiLiCoさん(映画コメンテーター)

幸福路のチー

激動の中の台湾という舞台で、綺麗な金髪に青い眼をした台湾人のベティという難しい役どころを演じさせて頂きました。
時代や環境や天災に振り回されながらも、大人になりお母さんになり、どんどん強くなっていくベティの強さに引っ張ってもらう形でアフレコに臨みました。
ノスタルジーと、そして大きな愛を感じて頂ければ幸いです。
――高森奈津美さん(声優)

イントロダクション
本作は、1975年生まれのひとりの女性の半生を追う。
無邪気な少女時代、親の期待に応えることが至上命題だった学生時代、理想とは違う社会、友人との別れ、そして新しい出会い―。その背景には、台湾語禁止の学校教育、少数民族である祖母との関係、学生運動など、戒厳令の解除を経て民主化へと向かう現代台湾の大きなうねりが描かれる。チーの人生を追体験しながら観客はいつしか自分の半生を振り返り、映画の中に懐かしい人の顔を見つけるはずだ。

ストーリー
橋から見る夕暮れ、
懐かしい匂い、
幸福路で出会ったのは 忘れていたあの日のワタシ―。
チーは祖母が亡くなった知らせを受け、長らく疎遠にしていた故郷、幸福路に帰ってくる。記憶にあるのとはすっかり変わってしまった景色を前に、チーは人生、そして家族の意味を考え始める。子どもの頃の夢、老いていく親、大人になった自分。「あの日思い描いた未来に、私は今、立てている?」。実は人生の大きな岐路に立っていたチーは、幸福路である決断をする――。

作品タイトル:『幸福路のチー』
声の出演:グイ・ルンメイ、チャン・ボージョン、リャオ・フェイジェン、ウェイ・ダーション
監督:ソン・シンイン
主題歌:「幸福路上/On Happiness Road」
歌:ジョリン・ツァイ
台湾/111 分/2017 年/中国語/1.85:1/
字幕翻訳:田邉拓郎
協力:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
提供:竹書房、フロンティアワークス
配給:クレストインターナショナル

公式サイト:http://onhappinessroad.net/
コピーライト:(c)Happiness Road Productions Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

11月29日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開!

関連記事:
名だたる国際映画祭を席巻した感涙必至の台湾アニメーション映画『幸福路のチー』予告編&ポスター解禁!片渕須直監督も絶賛
台湾アニメ史上初の快挙を更新し続ける傑作!『幸福路のチー』日本公開&邦題が決定、キック・オフイベントレポートも到着

目次