終活フェアをきっかけに、離婚秒読みの金婚熟年夫妻が、家族や友人を巻き込み、人生整理に動きだすハートフルヒューマンコメディ『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』が5月21日（金）に全国公開される。
タイトルにある【熟春】とは青い春を「青春」というのなら、人生百年時代、定年後に訪れる、熟した春を「熟春」と呼んで、ポジティブに過ごしてもらいたいという意味が込められている。
定年を迎えてから10年。家でお互い顔を突き合わせ、言い合いが絶えない大原夫妻。そのうっぶんをはらすかのように、大原千賀子（高畑淳子）はコーラスグルーブに通い、女友達と夫の愚痴を言い合う。家に居場所のない大原真一（橋爪功）は、健康麻雀に通う日々。
このたび公開された場面写真は、真一と麻雀仲間たち（大和田伸也、石丸謙二郎、金田明夫）。
元大学教授の佐藤（大和田伸也）は「とにかく女は共感して欲しい生き物で、男は解決したい生き物だということ」「結論を言うと女は共感して欲しい生き物なんだから上手くやって行く方法は三つの言葉。「そうなんだ」「分かる！分かる！」「大変だったね」私は妻にはこの言葉しか使わない。だから喧嘩にはならないわけです」と語り、真一（橋爪功）、坂口（石丸謙二郎）、鈴木（金田明夫）を唸らせる。
真一の旧友・山田には石橋蓮司。
妻に先立たれながらも、年下の恋人を見つけて、真一になかば呆れられている。
千賀子が通うコーラスグループの仲間たち、咲江（藤吉久美子）、和子（大島さと子）の場面写真も到着。歌った後にはカフェレストランに行き、互いに夫の愚痴を言い合う。「定年してから毎日、日曜日だと思ってるのよ」「主婦に休みはないのにね」「主婦にも定年があるべきよね」。歌と愚痴がストレス発散の定番。
そんな大原夫妻だが、千賀子が終活フェアに参加したことをきっかけに“お終活活動”がはじまる。しかし真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機がうまれることに…。果たして、大原夫妻は明るい定年後生活を送れるのか！？
人生百年時代を迎え、仕事や子育てが一段落したシニア世代に送る、Let’s定年後夫婦の楽しい過ごし方。熟年夫婦の悲喜こもごもに「あるある！」と笑って泣いた後には、愛する伴侶の顔がじんわり浮かび、心になにかが灯るかも―。
映画『お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方』は5月21日（金）より、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー。