1966年に製作され、カンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を、米アカデミー賞(R)で最優秀外国語映画賞を受賞するなど、世界中を席巻。男女の機微を見事に描いた恋愛映画の金字塔として今なお語り継がれるクロード・ルルーシュ監督の愛の名作『男と女』。
それから53年後の2人の物語を、当時と同じキャスト同じ役柄で、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが紡いだ愛の奇跡の物語『男と女 人生最良の日々』が20年1月31日(金)公開となる。この度、本作の本予告映像が解禁となった。
いまや記憶を失いかけている元レーシング・ドライバーの男ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)。過去と現在が混濁するなかでも、かつて愛した女性アンヌ(アヌーク・エーメ)のことだけを追い求めていた。そんな父親の姿を見た息子は、アンヌを探し出すことを決心。その想いを知ることになったアンヌはジャン・ルイの元を訪ね、そしてついに、別々の道を歩んでいた2人は再会を果たすことになる。長い年月が過ぎたいま、アンヌとジャン・ルイの物語がまたあの場所から始まろうとしていた……。
本予告映像は、まばゆいばかりの衝撃的なロマンスと別れから長い年月を経た2人が、ついに再開を果たすシーンから始まる。「こんにちは」と挨拶するアンヌに「俺たちは知り合い?」と応えるジャン・ルイ。しかし、やがてその女性の些細な仕草や表情から、この女性はかつて愛した“アンヌ”だということを、少しずつ感じ取り始める。軽口を叩きながら昔一緒に過ごした場所やドライブした道をたどる2人。「あの日を鮮やかに思い出せる」「君はとてもかわいかった」53年の時を経て、再び溢れ出す感情を少しずつ告げていく、ジャン・ルイ。
運命の恋がまた始まる瞬間を過去の映像のコラージュ、そして、今でも色褪せることのない愛の名曲として愛され続けている「ダバダバダ・・・」で始まるスキャットとともに紡ぎ合わせた美しい予告映像となっている。
2019年のカンヌ国際映画祭で発表され、上映後20分にも及ぶスタンディングオベーションが鳴り止まなかった本作。前作に引き続きアンヌを演じるのは、『男と女』でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞(R)においても主演女優賞にノミネートされたアヌーク・エーメ。類まれなる美貌と変わらぬ気品でスクリーンに華やかさを加えている。対するジャン・ルイも、名優ジャン=ルイ・トランティニャンが続投。近年も『愛、アムール』(12)でセザール賞の主演男優賞に輝くなど高く評価されているが、年齢を重ねたがゆえの重厚な存在感で観る者を魅了する。
監督を務めたのは、フランスの巨匠クロード・ルルーシュ。エスプリに富んだ会話は、さまざまな男女を描き続けた“恋愛の名手”ならでは。1作目の名シーンを織り交ぜながら、新たなラブストーリーを紡いでみせた。そして、音楽を手掛けたのは、ルルーシュ監督の盟友で、昨年惜しくもこの世を去った作曲家のフランシス・レイ。お馴染みの「ダバダバダ…」のスキャットで始まる『男と女』のテーマ曲は、色褪せることのない名曲として愛され続けている。本作でも、遺作となった大人の色気を感じさせる曲の数々で愛のメロディを響かせ、作品に彩りを加えた。
50年以上の時を経て、同じキャスト・スタッフが再集結するという奇跡が実現した本作。「愛は時に素晴らしく、そして難しいということを示した説明書のような作品」と語るルルーシュ監督が贈る“恋愛映画の真骨頂”がついに誕生した。誰もが一度は経験したことのある愛の喜びと痛み。心の奥にしまい込んだはずのきらめきが、いま蘇る。
作品タイトル:『男と女 人生最良の日々』
出演:アヌーク・エーメ 『男と女』『モンパルナスの灯』、ジャン=ルイ・トランティニャン 『男と女』『愛、アムール』、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ
監督:クロード・ルルーシュ 『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』
音楽:カロジェロ、フランシス・レイ 『男と女』『ある愛の詩』
2019年/フランス/90分/フランス語
配給:ツイン
公式サイト:http://otokotoonna.jp/
コピーライト:(C)2019 – Davis Films – Les Films 13
2020/1/31(金) TOHOシネマズシャンテ、
Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
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