フランスの人気監督フィリップ・ガレルの息子で、俳優としても活躍するルイ・ガレルが監督と主演を務めた『パリの恋人たち』が12月13日(金)よりBunkamura ル・シネマ他全国順次公開となる。この度、本作の新場面写真と本編映像が解禁となった。
今回解禁となる場面写真は、リリー=ローズ・デップ演じるエヴにフォーカス。長年想いを寄せていたアベルを気持ちを打ち明け、一途に慕い続けやっとアベルを手に入れるけれど、その恋は思うようには進まない・・・自分の兄の妻でもあり、アベルの思い人でもあるマリアンヌに宣戦布告する気の強い一面も。マリアンヌがエレガントな大人の女性であるのに対し、エヴは若く純粋で、少女から大人になる瞬間を生きる女性として描かれているが、ままならない恋に翻弄される切ない表情が印象的だ。
ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディという押しも押されぬセレブ一家に育ったリリー=ローズ・デップ。順調に女優としてのキャリアを積み重ねているが、昔から女優になりたいというわけではなかったそう。「ちょっとだけですね。若い頃はただお母さんのような人になりたかったです。歌手にもなりたかったし、モデルにも女優にもなりたかったし、お姫さまにもバレリーナにもなりたかったですね笑 女優になってのいいところが、様々な人間になったり色んな仕事をしたりができることです。」と答えた。そしてルイ・ガレルとの仕事については「ルイとの仕事は素晴らしい経験でした!私は長年俳優としての彼の作品を賞賛してきたので、今回初めて監督としての彼と一緒に仕事をして、ますますその賞賛を助長させました。俳優が監督に何を求めているか、何が必要かを彼は理解してくれるので。」と語った。
また、彼女自身プライベートではパンツスタイル、髪は下ろす、パンツスタイル、すっぴんスタイルが定番とのことなので、この映画の中ではよりプライベートに近いリリー=ローズの姿が見られるのではないだろうか。
さらに、本編映像よりレティシア・カスタ演じるマリアンヌとの女同士の直接対決のシーンも解禁。まっすぐな視線で彼が欲しいと口にする様子は、無垢で切れ味の鋭い少女の強さを感じさせ、少女から女性へと変化していく多感な時期の<女の子>をリリー=ローズ・デップが説得力を持って演じている。
イントロダクション
ジャーナリストの青年アベルは、3年間同棲したマリアンヌから妊娠を告げられ喜ぶのもつかの間、父親は友人のポールであることから別れを切り出される。数年後、アベルはポールの告別式でマリアンヌと再会、同時にポールの妹エヴからも想いを告白され…。本作は、普段着のパリを舞台に、本当の気持ちを素直に表せない、不器用な男と女の揺れる関係を短編小説のように描いた大人のラブストーリー。
2018年・第31回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス部門」にて上映され(上映時タイトル「ある誠実な男」)、第66回サンセバスチャン国際映画祭ではコンペティション部門で脚本賞を受賞している。
作品タイトル:『パリの恋人たち』
出演:ルイ・ガレル / レティシア・カスタ / リリー=ローズ・デップ / ジョゼフ・エンゲル ほか
監督:ルイ・ガレル
2018年/フランス/フランス語/カラー/75分/
字幕翻訳:松岡葉子
字幕協力:東京国際映画祭
配給:サンリス
公式サイト:http://senlis.co.jp/parikoi/
コピーライト:(c)2018 Why Not Production
12月13日(金)よりBunkamura ル・シネマ他全国順次公開
関連記事:
■ リリー=ローズ・デップ出演『パリの恋人たち』ポスター&映像到着!1人の男と2人の女。揺れる恋の結末は ―12月13日公開