映画『ピース・ニッポン』人力で柱を支える地上10mの火柱、夏の空を黄金に照らす豊橋の手筒花火を収めた本編映像解禁！

2018.7.05

数年間に一度だけ、”一期一会”でしか出会えない風景を8年もの歳月を費やし追い求め、全国47都道府県・200箇所以上で撮影した映像を厳選し、4K解像度で映画化した『ピース・ニッポン』がいよいよ7月14日（土）より新宿バルト９他にて全国ロードショーとなる。この度、夏の夜空に打ち上がる火柱、黄金の雨の様に降り注ぐ火の粉、その中で仁王立ちする勇姿、人と花火が一体となった日本が誇る伝統芸、豊橋の手筒花火の本編映像が解禁された。

今回解禁された映像では、愛知県豊橋市が発祥の地とされる「手筒花火」を撮影した本編映像。手筒花火は、直径10cm、長さ1mほど竹筒に縄を巻き締め、硝石や硫黄に木炭を混ぜた黒色火薬に鉄粉を加え、1.8kg～3kg位詰め、人力で人が支えて空に吹き上げる吹上式の花火だ。10数メートルにも及ぶ巨大な炎の柱を噴出させ、終わりに「ハネ」と呼ばれる炎が轟音とともに足元に吹き出す手筒花火はまさに圧巻の見応え。手筒花火の原型は、情報の伝達手段である「狼煙(のろし)」と言われており、五穀豊穣、無病息災、家運隆盛、武運長久を祈る奉納行事として豊橋市内の数多くの祭礼で打ち上げられている。

映像に収められているのは豊橋市の「炎の祭典」という祭りでの手筒花火。20人を超える人々が一斉に手筒花火を吹き上げ、10メートルを超える黄金の炎の柱が夏の夜空を照らすその様は、まさに圧巻の光景で類を見ない壮大なスケール。火薬の仕込み、詰め込みから打ち上げまですべて同じ人間が行うことが伝統になっており、豊橋市内の吉田神社に残っている文章によると、永禄3年(1560年)から続く伝統の花火で全国的にも見ても古い歴史を持っている。
映画本編では、フルスケールの豊橋の手筒花火が見られる他にも、川に川床を設置して打ち上げられる飛騨高山の手筒花火の映像も収めれている。本当の美しい日本を捉えた極上の映像体験を、是非劇場の大スクリーンで体感して頂きたい。

日本の“ベスト盤”がついに完成！

本作は8年の歳月をかけてその瞬間を追い求め、全国47都道府県・200箇所以上で撮影された映像を厳選し、4K解像度で映画化。ドローンなどの最新の映像技術を活用したダイナミックな映像に驚くこと間違いなし。さらに絶景のみでなく、宗教や自然にルーツをもつ日本人の精神の歴史にもフォーカスしている。壮大でドラマチックな111分は、まさに日本の“ベスト盤”とも言える。

作品タイトル：『ピース・ニッポン』
ナビゲーター：小泉今日子　東出昌大
出演：渡辺大　及川さきの
監督：中野裕之
劇中歌：竹内まりや「いのちの歌」
エグゼクティブ・プロデューサー：林郁
プロデューサー：中野裕之　六彌太恭行　小長井千晶　竹川潤一
音楽：岡野弘幹
メインテーマコーラス：Aika・human note
脚本：柴崎明久　中野裕之
撮影：日本を愛する全国の映像作家たち
タイトルディレクション：葛西薫
歴史監修：磯田道史
制作協力：アあクアジオグラフィック株式会社　株式会社デビッドワッツ
制作プロダクション：ピースデリック有限会社
(2018年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/111分)
製作：PEACE NIPPON PROJECT LLC
配給：ファントム・フィルム