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『パーフェクト・ケア』ロザムンド・パイクが“恐怖の笑顔”で家庭訪問…成年後見人制度の暗部が垣間見える本編映像解禁!

パーフェクト・ケア

ロザムンド・パイクが第78回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した映画『パーフェクト・ケア』(12月3日(金)より全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始)の本編映像が解禁された。

“完璧なケア”で裁判所からの信頼も厚い法廷後見人のマーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)。だが、その正体は合法的に高齢者の資産を搾り取る悪徳後見人だった。そんなマーラが次の獲物に定めた資産家の老女ジェニファー(ダイアン・ウィースト)。身寄りがなく格好の餌食となるはずが、なぜか彼女の背後からロシアン・マフィアが現れて――。

この度解禁されたのは、マーラが資産家の老女ジェニファーを訪ねて、一緒に施設に来てもらうと通告するシーン。黄色いスーツを身に纏ったマーラは現れるやいなや、裁判所がジェニファーに要介護の認定を下したこと、自分が法定後見人として選ばれ、今後必要なケアを提供することを矢継ぎ早に通告する。ジェニファーが「自分は健康だし介護は必要ない」と反論するも、マーラは「これは裁判所の決定」と一蹴し、同行を要求するという映像だ。当事者不在で要介護認定を下されたジェニファーの困惑はさることながら、やりとりの間、終始不気味な笑みを浮かべているマーラがさらに恐ろしさを助長する。

このシーンでは作品の鍵となる「成年後見人制度」が、どのような制度であるかが端的に語られている。そもそも成年後見人制度とは「認知症などによって判断能力の低下した人の財産管理や生活に必要な契約を代理で行うことで、支援するための制度」であり、そのような制度を必要としている人は多数存在する。しかし、近年ではその制度を悪用し、高齢者などから資産を搾取する悪徳後見人が一部で社会問題となっているのも事実だ。このシーンはそんな成年後見人制度の暗部を垣間見ることができる一幕だ。その恐ろしさを体現するロザムンド・パイクの怪演ぶりに是非注目して頂きたい。

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