『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』ミシェル・ヨーの怪演光る!霊が降霊会で真犯人のヒントを告げる本編映像解禁

アガサ・クリスティの傑作ミステリーをケネス・ブラナー監督・主演で映画化するシリーズ第三弾『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』(9月15日(金)公開)の本編映像が解禁された。

ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチアで流浪の日々を送る名探偵ポアロ。ハロウィーンの夜、最愛の娘アリシアを亡くした元オペラ歌手ロウィーナ・ドレイク(ケリー・ライリー)は、もう一度娘の声を聞きたいと願い、霊能者のレイノルズに降霊会の開催を依頼する。ポアロは「死者の声が話せる」と断言するレイノルズの“超常現象”を暴くために、ロウィーナが所有する朽ちた屋敷での降霊会に参加することに─。

解禁されたのは、“亡霊も悪魔も存在しない”と主張するポアロが、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズによる“超常現象”に挑む本編映像。

映像では、ポアロが疑惑の目を向ける中、事件のキーマンである霊能者レイノルズが、死者との会話を試みる降霊会の一部が描かれる。ロウィーナの亡き娘アリシアに「声を見つけて」と話しかけるレイノルズの周りを招待客が囲むなか、ポアロは一歩引いた場所から彼らの様子を伺っている。「誰かいるの?」と問いかけたレイノルズが空中で指を曲げると、誰も文字盤に触れていないにもかかわらず、鈍い音と共に「Y(イエス)」の文字がタイプライターに打たれる…。周囲は一斉にどよめき、ロウィーナの家政婦オルガは「こんなのよくない」とうろたえ、アリシアの元婚約者マキシムは「気づかないだけ」と、それぞれに苦悶とも驚愕とも区別のできない表情を浮かべる。招待客たちが恐怖に支配されていく中、レイノルズが更に、「誰かに苦しめられた?」と聞くと、再び「Y」の文字がタイプライターに打ち込まれる――。

今年『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞(R)主演女優賞を獲得したミシェルは、死者の霊に向けた「聞いています」という印象的な囁き声が耳に残る、エキセントリックなレイノルズという役柄に挑戦している。脚本に惹かれて本作の出演を決めたというミシェルは、「脚本には恐怖があり、あらゆる影の背後に何かが潜んでいるような感覚があります。ポアロが自分の正気を疑い始める、そこが脚本の最も巧妙な部分でした」と語っており、百戦錬磨のポアロにとっても不可解な殺人事件が待ち受けていることを仄めかしている。ケネスが「レイノルズは死者と会話できると信じている霊能者。作品に大きな重みをもたらすんだ。それは代償を伴うものであり、彼女はそれがどのようなものであるかを見事に表現してくれたよ」と絶賛するように、ポアロすらも脅かすレイノルズを好演したミシェルの怪演にも注目だ。

そして、降霊会に参加した招待客の一人が人間には不可能と思われる方法で殺害され、ポアロ自身も命を狙われることに…。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か?それとも“亡霊”による超常現象か。この秋贈る、極上の迷宮ミステリーの衝撃と結末を劇場で体験してほしい。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
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