『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結した『哀れなるものたち』が、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門へ出品となり、ワールドプレミア上映されることが決定した。
日本でも2008年に翻訳された、スコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック奇譚「哀れなるものたち」(早川書房刊)の類稀な世界を、ヨルゴス・ランティモス監督が映像化。
風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスターの手によって不幸な死から蘇った若き女性ベラが、世界を知るために大陸横断の冒険の旅へ出る。時代の偏見から解き放たれたベラは、平等と自由を知り、驚くべき成長を遂げていく―。
主人公ベラを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、ランティモス監督作品『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーン。今回はプロデューサーとしても加わったエマが再びヒロインを演じ、前作を遥かに超える壮大なコラボレーションに期待が高まる。
また、天才外科医のゴドウィン・バクスターを名優ウィレム・デフォー、ベラと共に大陸横断の冒険の旅に出るダンカンを『アベンジャーズ』シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが演じ、一癖も二癖もある芸達者たちが脇を固めている。
アカデミー賞最多9部門10ノミネートを果たし、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)を受賞したヨルゴス監督の前作『女王陛下のお気に入り』は、第75回ベネチア映画祭でワールドプレミア上映し、審査員大賞とヴォルピ杯女優賞の2冠に輝いたが、この度、現地時間7月25日(火)に行われた第80回ベネチア国際映画祭の記者会見にて、最新作『哀れなるものたち』もコンペティション部門へ出品、そしてワールドプレミア上映がされることが発表された。
今回の記念すべき第80回ベネチア映画祭の審査委員長は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル。さらに審査員としてマーティン・マクドナー、ジェーン・カンピオンなど多彩な顔触れが加わる。ランティモスをはじめ、マイケル・マン、デヴィッド・フィンチャー、ソフィア・コッポラ、エイヴァ・デュヴァ―ネイ、ブラッドリー・クーパー、濱口竜介といった過去例のない大物たちが揃ったコンぺ作品に審査員がどのような判断を下すか、大いに注目される。
第80回ベネチア国際映画祭は8月30日(水)~9月9日(土)開催予定。未だかつて人類が体験したことのない未知なる感動へと誘う『哀れなるものたち』に、引き続き注目したい。
作品タイトル:『哀れなるものたち』
出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ ほか
監督:ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』『ロブスター』
原作:「哀れなるものたち」(早川書房刊)
製作年:2023年
製作国:イギリス
原題:Poor Things
北米公開:2023年12月8日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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近日 全国ロードショー
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