『RRR』『マガディーラ 勇者転生』のラーム・チャラン主演『ランガスタラム』が7月14日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開となることが決定し、日本版メインビジュアルが解禁された。
2018年に公開された本作は、小さな農村“ランガスタラム村”を舞台に、ラーム・チャラン演じる青年チッティの恋物語を交えながら、村を牛耳る金貸しの自称「プレジデント」から村を救おうと、兄のクマールと共に危険を顧みず立ち上がるスリルあふれる物語。文芸的な香気とアクション映画としてのスリルとを併せ持ち、2010年代のテルグ語映画の秀作リストでは上位に挙がることの多い1本だ。
寡作ながらじっくりと練り込んだ脚本で知られるスクマールが監督を務め、変化に富んだダンスや骨太なストーリーが人気を呼び、インドでの封切時に幾つもの劇場で100日超えの連続上映を達成。興収においても21億6千万ルピー(約35億円)を記録して、同年に公開されたテルグ語映画としては2位以下を大きく引き離すかたちで首位を獲得した。
また、フィルムフェア賞サウスでの最優秀主演男優賞(ラーム・チャラン)、第66回インド国家映画賞の最優秀音響賞など、数々の映画賞を獲得して、高い評価を受けている。
ラーム・チャランが「役者人生の転換点」と語る、ファンならずとも見逃せない『ランガスタラム』は7月14日(金)公開。
ストーリー
1985年のアーンドラ・プラデーシュ州中部、ゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯、ランガスタラム村。チッティ・バーブ(ラーム・チャラン)は、モーターを使って田畑に水を送り込むことを生業にする労働者。難聴で、他人の声がよく聞き取れない障碍を持っているが、さほど気にせずに毎日を楽しく暮らしている。彼は近所に住むラーマラクシュミ(サマンタ)に惚れて、調子はずれな求愛をする。一方、村は「プレジデント」を自称する金貸しブーパティによって牛耳られている。チッティ・バーブの兄で中東ドバイで働いているクマール・バーブは、帰省した際にプレジデントが好き放題にする故郷の村の有様に心を痛め、州会議員ダクシナ・ムールティの力添えで、村長選挙に立候補して政治家として村の生活を改善していこうと思い立つが…。
作品タイトル:『ランガスタラム』
出演:ラーム・チャラン(『RRR』)、サマンタ(『マッキー』)、プラカーシュ・ラージ(『ザ・デュオ』)ほか
監督・脚本:スクマール
撮影:R.ラトナヴェール(『ロボット』)
音楽:デーヴィ・シュリー・プラサード(『ミルチ』)
編集:ナヴィーン・ヌーリ
製作会社:マイトリ・ムーヴィー・メイカース
英題:Rangasthalam
2018年/インド/テルグ語/174分
配給:SPACEBOX
コピーライト:(C)Mythri Movie Makers
7月14日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋 ほか 全国公開