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『レミニセンス』ついに本日公開!圧倒的没入体験…本編冒頭圧巻の1カット映像解禁&SF作家協会から絶賛コメントも到着

リサ・ジョイ監督×ジョナサン・ノーラン製作で贈るSFサスペンス超大作『レミニセンス』が、ついに本日9月17日(金)公開を迎え、この度本編映像が解禁された。

先日、2019年に公開されたアニメーション映画『ハロー・ワールド(HELLO WORLD)』監督や、全世界発行部数が2,000万部を超える人気小説「ソードアート・オンライン(以下SAO)」のアニメーション版を手がけた伊藤智彦氏を迎えて実施された本作のティーチインイベントで、伊藤氏が師匠である細田守監督から「映画の冒頭5分は、ドラマ的なものでは視聴者がついてこられないため、技術を見せろ」という教えを受けて自身も心掛けていると語ったが、今回解禁となった本編冒頭の映像は正に技術の塊だ。

鳥のような俯瞰した目線で、海から徐々に水に沈んだ街へと映像が流れていくと、廃業した遊園地にセットを建て、更にそのセットを浸水させて撮影した映像に繋がっていき、最後はヒュー・ジャックマンが演じる主人公・ニックが現れると、水の中に落ちているトランプのカードを手にする。夜の海の映像は水や炎のCGに定評があり、マーベル作品やモンスター・ヴァースシリーズなど様々なハリウッド大作でCGを手掛ける制作会社スキャンラインVFXによるもので、世界最先端のCGと圧倒的な規模のリアルなセット撮影による映像、そして如何にも意味ありげな“ハートのQ”のトランプと掴みは完璧。この映像のあと、果たしてどの様な物語が展開されていくのだろうか。

さらに、SF作家協会から本作に絶賛コメントが到着。日本SF作家クラブ会長・池澤春菜氏をはじめ、その他の会員からも同様の絶賛コメントが到着している。SFのプロ達からも太鼓判を押されたSFサスペンス超大作を、是非劇場で。

目次

SF作家協会コメント(順不同、敬称略)

■ 池澤春菜:日本SF作家クラブ会長
フィルムノワールやスチームパンクといったクラシカルでレトロなガジェットを使いつつ、斬新で蠱惑的な世界が!!
夢の中を彷徨うような重層的なストーリー、とびっきりのロマンス、美しい音楽、どれをとっても映画的快楽に溢れている。
個人的主人公は、断然ワッツ。

■ 大澤博隆:日本SF作家クラブ理事/筑波大学システム情報系助教
水没した世界の映像が、大変美しく力強いものでした。劇中の記憶再生装置の投影法も、うまく物語内で使われていると思います。
映像としてのSF表現の力を感じました。

■ タニグチリウイチ:日本SF作家クラブ/書評家
夢枕獏の『魔獣狩り』や菊石まれほの『ユア・フォルマ』で楽しんだ、記憶の世界に潜って謎に迫るストーリーを映像でイメージさせてくる映画。
記憶を3D映像として空間に投影する装置や、海面上昇で沈みかけた都市のビジョンもSF好きにグサッと突き刺さる。

■ 高野史緒:日本SF作家クラブ/小説家
『インターステラー』の脚本家ジョナサン・ノーランの制作と聞き、どれほど難しい作品だろうかと少々恐れを抱いていたが、
複雑でありながらも分かりやすく、切なく、美しい時の物語だった。手練れのSFファンからSFにまで広くお勧めできる一編。

■ 牧眞司:日本SF作家クラブ/SF研究家・文芸評論家
水のイメージがさまざまに変奏され、記憶のテーマが豊かに立ちあがるSFサスペンス。
そして、ファム・ファタール(宿命の女)が残した謎をめぐるミステリでもある。

■ 須賀しのぶ:日本SF作家クラブ/小説家
水に沈みゆく都市の退廃的な美しさが素晴らしく、いつまでも離れがたい。
こうして人は、過去の美しい光景と人間の記憶に囚われていくのだと我が身で実感してしまった。

■ 青木祐子:日本SF作家クラブ/小説家
過去の思い出に溺れる。このことの意味が後ろへ行くにつれてわかってくる。ヒュー・ジャックマンは哀しくも強く、荒廃した場所でさえ美しい。あふれる水は何を表すのかとドキドキしながら観ました。

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