『さかなのこ』さかなクンのサプライズ激励にギョギョギョ!お手製横断幕で撮影現場に笑顔あふれるメイキング映像解禁

さかなのこ

日本中の誰もが知るあの“さかなクン”の半生を、主演・のん×監督・沖田修一がユーモアたっぷりに描く映画『さかなのこ』(9月1日(木)公開)より、貴重なメイキング映像が解禁された。

原作はさかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」(講談社刊)。子供の頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描いた原作を、劇作家や映画監督でもある前田司郎が、フィクションも織り交ぜながら沖田監督と共にシナリオとして大胆にアレンジ。なお、前田と沖田監督は『横道世之介』以来のタッグとなる。

そして、主演ののんが子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、性別の垣根を越え、生命力いっぱいに演じている。

自身初の自叙伝を原作に、自分の半生が映画化されるとあって、“ギョギョおじさん”としての出演のほか、魚類の監修、題字の執筆、さらに劇伴ではバスクラリネットの演奏まで参加するなど全面協力でこの作品に臨んださかなクン。クランクイン初日には、普段のフィールドとは違う映画の撮影現場の雰囲気にさすがに緊張したのか、第一声目のセリフ「ギョギョ!?」をトチって早速NGを出してしまうという実にお茶目な伝説も残したという。

そして、今回公開されたメイキング映像は、快晴の漁港で行われている撮影の現場を激励に訪れた日のもの。自身がモデルとなった主人公・ミー坊を演じる学ラン姿ののんや、メガホンを取り現場をリードする沖田監督たちとハイテンションで言葉を交わすと、懐から取り出したのはこの日のために自作した特製の横断幕。満面の笑みを見せるハコフグのイラストを中心に、めでタイ!と鯛がはね、「心より ありがとうギョざいます」と感謝の想いをしたためた素敵な逸品に現場は大盛り上がりとなった。

本作に出演しているさかなクンの実際の同級生・ドランクドラゴンの鈴木拓から「もうちょっと綺麗に畳めなかったの?」と鋭いツッコミを受けたさかなクンが「アイロンかければよかった~!」と笑ったりと、和やかな現場がよりいっそう笑顔であふれる様子が収められている貴重な映像だ。

「とっても尊敬いたします沖田監督さまと素晴らしいチームの皆さまが、こんなにかわいくてステキなミー坊とお魚とファミリーや仲間の皆さまとの素晴らしい世界の映画を誕生させてくださり、夢のようです。さかなクンも参加させていただき、光栄でギョざいます」と語るさかなクン。映画になる喜びとおさかなへの愛情がたっぷり詰め込まれた本作の仕上がりに、公開が待ち遠しくなるばかりだ。

さかなのこ

そんな本作は、大海原を渡り、モントリールで開催されたファンタジア国際映画祭を“ワールドプレミア”として船出。特にアジア圏では、これまで『横道世之介』など印象的な作品を次々に送り出してきた沖田監督、そしてジャンルの垣根を超えた魅力的な活動で大きな支持を集めるのん、この2人のタッグ作品とあって大きな歓迎を受け、“アジアプレミア”となる北京国際映画祭香港国際映画祭の上映に続いて台湾での公開も決定。

香港国際映画祭ではチケットが即完し、急遽追加上映が決定するなどの盛り上がりを見せ、アカデミー賞ノミネート作品など多くの話題作と並び、早くも海外の様々な映画祭で、世界中の人々の心をあたたかく動かしはじめている。

◆ファンタジア国際映画祭 @モントリオール Cheval Noir部門(7月14日~8月3日)
https://fantasiafestival.com/en/
【ワールドプレミア】
映画祭での本作タイトル:「The Fish Tale」

魚類学者、画家、そして”お魚大使”としてさまざまなメディアで活躍するさかなクンの自伝をもとにした『さかなのこ』は、この夏、予想外にハッピーになる映画です。抑えきれない情熱、決断力、魚類のすべてを讃える漫画のような作品であり、風変りな人生に訪れる困難をユーモラスに描いている。沖田修一の観客に涙を誘う才能は、この作品でも証明されています。この予測不可能なコメディドラマは、忘れられない瞬間がたくさんあり、のんによる生き生きとした演技に支えられている。彼女は、男性のさかな博士の役を愉快に軽快に性別を超えたエネルギーでこなし、あらゆる年齢の人々を勇気づけています。熱狂的映画ファンの皆様!映画で楽しいひとときをどうぞ!
アリエル・エステバン・ケイヤー(ファンタジア映画祭プログラマー)

◆第12回 北京国際映画祭 パノラマ部門(8月13日~20日)
https://www.bjiff.com/
【アジアプレミア】
映画祭での本作タイトル:「魚之子」

「さかなのこ」の物語はファンタジーなアイデアと素晴らしい考察であふれています。
また、沖田修一監督は「南極料理人」や「横道世之介」、「モリのいる場所」など多くの作品で北京の観客に絶賛されている監督です。
この夏、本作品を鑑賞することを非常に楽しみにしています!
北京国際映画祭 プログラミングチーム-

◆第46回 香港国際映画祭 カレイドスコープ部門(8月15日~8月31日)
https://www.hkiff.org.hk/
映画祭での本作タイトル:「美波的魚樂無窮」(ミー坊の魚の喜びは止まらない)

沖田修一監督は『横道世之介』(2012)に続いて、純真で、実に愛らしいキャラクターを描き出した。主人公の熱意とノスタルジックな雰囲気をうまく作り出している。のんの演技も非常に魅力的で、この心温まる映画は、困難な時代に私たちに喜びを与えてくれることでしょう。
-アルヴィン・ツェ/プログラムマネージャー

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