『さよなら、退屈なレオニー』レオニーが退屈な街で唯一惹かれるスティーブ演じるピエール=リュック・ブリラントに注目!

さよなら、退屈なレオニー

2018年東京国際映画祭にて上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞した『さよなら、退屈なレオニー』が6月15日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーとなる。

2018年カナダでスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。レオニー演じるカレル・トレンブレイは2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で(原題『蛍はいなくなった』として)上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞している。思春期の複雑な心情をありのまま自然に表現、思わず観る人も自身の青春時代を思い出すだろう。レオニーは大人でも子供でもない難しい時期をもやもやと過ごしているが、ここで重要になってくる人物、レオニーが退屈な街で惹かれた一人の男性、ピエール=リュック・ブリラントが演じるミュージシャンのスティーブであった―。

レオニーが退屈な街でただ一人心を許したスティーブを演じるのは、ピエール=リュック・ブリラント。以前には『セックス依存症の私へ』(2008)でセックス依存症の女性を救おうとする男性を演じた。落ち着いていて包容力がある、そんな魅力を持っている。セバスチャン・ピロット監督も「『Le Demantelement』で小さな役を演じてもらっていましたが、この時にもっと大きな役をやらせたかったと後悔していました。それを取り返すのが今だと思ったのです。」と信頼を寄せる。本作でもカレル演じるレオニーを優しく受け入れ、ギターの講師と生徒の関係だけでは収まらない2人の関係は、どこか不思議でもどかしい。一線を越えない彼自身の優しさ、あたたかさ、1人の人間としての深みを存分に発揮させ、本作にとても重要な人物を演じている。

またミュージシャンとしての顔も持ち、妻であり女優/歌手として活動するイザベル・ブレとのデュオでアルバムを2枚発表しているが、本作でもアコースティック・ギターやエレキ・ギターを巧みに演奏してミュージシャンとしての実力も発揮している。

あの頃の<きらめき>と<痛み>がよみがえる、ひと夏の泡沫青春ダイアリー。
ストーリー
卒業を一ヶ月後に控えながら、どこかイララした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいかわからない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。
そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーブに、なんとなくギターを習うことに…。毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた。

作品タイトル:『さよなら、退屈なレオニー』
出演:カレル・トレンブレイ/ピエール=リュック・ブリラント
監督:セバスチャン・ピロット
2018年/カナダ/英題:The Fireflies Are Gone/96分/ビスタ
配給:ブロードメディア・スタジオ

公式サイト:http://sayonara-leonie.com
コピーライト:(C)CORPORATION ACPAV INC. 2018

6月15日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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