2018年に『シェイプ・オブ・ウォーター』が第90回米アカデミー賞(R)で作品賞はじめ計4部門を受賞し、2019年にはハリウッドの殿堂入りも果たした世界的フィルムメーカーのギレルモ・デル・トロ。彼がオスカー受賞後はじめて企画・製作を務め、ストーリー原案を担当した『SCARY STORIES TO TELL IN THE DARK(原題)』の邦題が『スケアリーストーリーズ 怖い本』に決定、2020年2月28日(金)日本公開が決定した。
あわせて、戦慄の特報映像と赤く染まったポスタービジュアルも解禁となった。
本作の基となっているのは累計700万部もの売り上げを誇りながらも、全米の子供たちにトラウマを与えたというレッテルを張られ、全米の図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズ「スケアリーストーリーズ 怖い本」。
ギレルモ・デル・トロが10代の頃多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第一作が発表され、全米で大ベストセラーとなる。しかし、実際の事件をほうふつとさせるような描写やおどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず子供には過激すぎるとして全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。
幅広い物語に影響を受けてきたデル・トロの原点の一つといえるこの“怖い本”、メガホンをとったのは、『トロール・ハンター』や、『ジェーン・ドウの解剖』でカルト的な人気を博し、スティーブン・キング原作『死のロングウォーク』の監督にも決定している期待の新星アンドレ・ウーヴレダル。ゾッとするような映像表現に加え、ダークユーモアの才能に溢れているウーヴレダルを以前から絶賛していたデル・トロは、「今作を任せられる監督は彼しかいない」と大抜擢。強力なタッグが誕生した。
本作は現地時間8月9日(金)に全米で公開されると瞬く間に話題となり、初日には全米1位を記録するなど大ヒットを記録、日本でも公開を待ちわびる声が後を絶たなかったが、ついに2020年2月、日本で公開となる。
あわせて解禁された特報映像では、すべての元凶である“怖い本”が登場し、背筋が凍りつくような戦慄の一部を体感することができる。
ある夜、高校生のステラたちは、古い洋館の地下室で一冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で書かれた物語が。しかしそれは絶対に持ち帰ってはいけない、読んではいけない危険な一冊だった。毎夜、血のように滲み出す文字が新たなページを綴るとき 、一番の恐怖が現実となって襲い掛かる――
特報で赤い光が点滅する廊下に姿を見せた不気味な“何か”は、デル・トロがこだわりを詰め込んだフォルムになっており、恐ろしさを感じさせつつも好奇心を掻き立てる映像となっている。
また、ポスタービジュアルでも、特報映像にも登場する白くて丸みをおびたフォルムで存在感を放つ “何か”が廊下の奥にうっすら見てとれる。そして物語の1ページ目が大きく開かれ、まるで物語への入り口のよう。これから語られる“恐ろしい話”への期待が膨らむビジュアルとなっている。
ストーリー
読むな危険。その本は、絶対に開いてはいけない―
ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだ子供たちが一冊の本を見つける。そこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。持ち帰った次の日から子供がひとり、またひとりと消えていく。そして、その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていくのだ。
主人公は消えた子供たち。彼らが“いちばん怖い”と思うものに襲われる物語がそこにあった。次の主人公は誰なのか? 子供たちはどこへ消えたのか?“怖い本”の呪いからはだれひとり逃げられない―。
作品タイトル:『スケアリーストーリーズ 怖い本』
出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント
監督:アンドレ・ウーヴレダル(『ジェーン・ドゥの解剖』)
ストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』『パシフィック・リム』)
原作:アルビン・シュワルツ「Scary Stories to tell in the dark」シリーズ
原題:Scary Stories to tell in the dark
2019/アメリカ/英語/108分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/G
字幕翻訳:金関いな
配給:クロックワークス
公式サイト:scarystories.jp
公式ツイッター:@scarystoriesjp
インスタグラム:@scarystoriesjp
コピーライト:(c) 2019 CBS FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年2月28日(金)新宿バルト9 ほか全国公開